散る頃

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  • 桜の散る頃というのは、伝染病の流行はやりやすい季節だったっていいますね。 綾辻行人『十角館の殺人』より引用
  • 桜の散る頃に箕輪田圃みのわたんぼのあたりを歩いているような気分になった。 岡本綺堂『二階から』より引用
  • 桜が散る頃から、彼女は東京に僕たちとともに落ち着いた。 片岡義男『ラハイナまで来た理由』より引用
  • 正月の次は桜の花が散る頃まで、彼女と自分のふたりだけの予定が出来たことを、彼はかつてなかったほどにうれしく思った。 片岡義男『私はいつも私 片岡義男 恋愛短篇セレクション 別れ』より引用
  • 麻布警察の巡査たちがそろそろ街へと散る頃だろう。 野沢尚『龍時(リュウジ)03―04』より引用
  • 中心部に紅色の条線があり、開花時には目立たないが、次第に中心部から赤みが増してきて、散る頃にはかなり赤くなる。
  • 沙羅双樹の花が散る頃、ひっそりと息づいた黒い動物のような夜が訪れ、私は眼覚める。 森瑤子『香水物語』より引用
  • 晩秋の木の葉の散る頃、彼は愛妻に『自分は今、自分のために鎮魂曲を書いている』と言った。 モーツァルト/服部龍太郎訳『モーツァルトの手紙』より引用
  • それが、桜の散る頃である。 夢枕獏『陰陽師龍笛(りゅうてき)ノ巻』より引用
  • 花が散る頃には、悪疫が流行するから、花鎮めの祭りをすると言ふのは、平安以後の考へで、もとは、花を散らせまいとする、花の散る事を忘れさせる為の踊りであつた。 折口信夫『盆踊りの話』より引用
  • 楓の葉が紅く色づいて、次にはらはらと散る頃になっても、私はお坊さんと大抵毎日のように顔を合していた。 豊島与志雄『或る女の手記』より引用
  • 黄ばんだ楢の葉が、もう、風に散る頃であつた。 岸田国士『それができたら』より引用
  • 我国で古く鎮花祭はなしずめまつりと云うのを、桜の花の散る頃に行うたのは、あたかもこの時分に死霊や疫霊が発散するので、それを防ぐための祈祷に外ならぬのである。 中山太郎『本朝変態葬礼史』より引用
  • 今年の、そう、桜の花の散る頃だった。 永瀬隼介『サイレント・ボーダー』より引用
  • 山本は多くの手紙を河合に書き、1941年12月4日、山本はバラの花束を河合に与え翌日の手紙で「この花びらの散る頃を待つように」と伝えている。
  • 舞台を何とも謂へぬ情趣に整へてゐると共に、梅の花咲き散る頃のイウなる季節感が靡きかゝつてゐる。 折口信夫『山越しの阿弥陀像の画因』より引用
  • 舞台を何とも謂えぬ情趣に整えていると共に、梅の花咲き散る頃の優なる季節感がなびきかかっている。 折口信夫『山越しの阿弥陀像の画因』より引用
  • 花がころはもっとすごい。 小野不由美『くらのかみ』より引用
  • 柿の花が散る頃だ。 宮本百合子『雨と子供』より引用
  • 舞臺を何とも謂へぬ情趣に整へてゐると共に、梅の花咲き散る頃のイウなる季節感が靡きかゝつてゐる。 釈迢空『山越しの弥陀』より引用
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散る頃 の使われ方