散る紅

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  • 馬車は、午後の陽に輝きながら散る紅や黄の落ち葉をあびながら、ごとごとと樹の間を縫って行った。 佐左木俊郎『熊の出る開墾地』より引用
  • 正勝は陽にきらきらと輝きながら散る紅や黄の落ち葉を浴びながら、綱を身体に巻きつけたまま熊笹藪くまざさやぶの中を歩いた。 佐左木俊郎『恐怖城』より引用
  • そして、馬車はまた、午後の陽に輝きながら散る紅や黄の落ち葉を浴びて、落ち葉の道をぼこぼこと沈んでは転がり、浮かんでは走った。 佐左木俊郎『恐怖城』より引用
  • かつ散るくれないなびいたのは、夫人のつまと軒のたいで、鯛は恵比寿えびす引抱ひっかかえた処の絵を、色はせたが紺暖簾こんのれんに染めて掛けた、一軒があったのである。 泉鏡花『婦系図』より引用
  • その石橋を渡った時、派手な裾捌すそさばきにちらちらと、かつ散る紅、かくるる黒髪、娘はかどを入ったのである。 泉鏡花『式部小路』より引用