散らす

全て 動詞
1,811 の用例 (0.01 秒)
  • 俺の現実感が風にき散らされる砂のように崩壊ほうかいしていく光景だった。 浅井ラボ『されど罪人は竜と踊る』より引用
  • 物を散らすことも、物を粗末にすることも彼には我慢ならぬようだった。 松下竜一『砦に拠る』より引用
  • それには、今井との生活であれこれ気を散らすわけにはいかないだろう。 赤川次郎『インペリアル』より引用
  • 出夢くんの意識を散らそうと、こちらから質問する形で、情報を求めた。 西尾維新『ネコソギラジカル(上) 十三階段(ファイル結合、傍点追加、一部修正)』より引用
  • と思うといつのまにか、それは風に吹き散らされる犬の声に変っていた。 芥川竜之介『奇怪な再会』より引用
  • 俺の提案に乗った組織の構成員だけが暴れ散らすわけではないからだ。 海原育人『ドラゴンキラー売ります』より引用
  • と思うといつの間にか、それは風に吹き散らされる犬の声に変わっていた。 芥川龍之介『藪の中・将軍』より引用
  • 銃に恐れをなしたのか、集まった村人が蜘蛛の子を散らすように逃げる。 小野不由美『屍鬼(下)』より引用
  • その会話もまた、火花を散らさんばかりに緊迫しきっているではないか。 高木彬光『顔のない女』より引用
  • と顔を出した五月さんのかたの後ろから、とり散らされたままの台所が見えた。 曾野綾子『太郎物語』より引用
  • 玉の周囲にいた金物かなものの駒が左右に散らされて、しかも、数が減っていた。 夢枕獏『風果つる街』より引用
  • 風に吹き散らされたしずくは、はるか下の地上へはらはらと落ちてゆく。 山本弘『妖魔夜行 戦慄のミレニアム(下)』より引用
  • 蹴散らされたとは云うものゝ、本工のなかに二人メンバーが残っている。 小林多喜二『党生活者』より引用
  • そんな用意などは初めからされてなかった上に、海の風は何も何も吹き散らす。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 何でもいゝから私の氣を外へ散らさせない仕事がしたいと思ひますのよ。 島村抱月『人形の家』より引用
  • 長い髪を風に吹き散らされて歩く母の背後で、あざけり笑う声がする。 安部龍太郎『戦国秘譚 神々に告ぐ(下)』より引用
  • 誰だって売り飛ばされたくもないし、クスリで散らされるのも嫌である。 中場利一『さあ、きょうからマジメになるぞ!』より引用
  • まず敵が束になってかかってこないように散らさなければならない。 ナポレオン・ソロ・シリーズ『11 世界木枯し作戦』より引用
  • 人間が生命の終わりとともに散らす炎は、地球上のどんな生物よりも美しい。 高橋龍也『痕 ―きずあと―』より引用
  • 煙が風に散らされて消えるように、霧が夜明けの光に溶かされるように。 宮部みゆき『ICO 霧の城』より引用
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