散らし

全て 動詞 名詞
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  • 二本の脚と八本の腕ががりがりと甲板に爪をたてて火花を散らしていた。 榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ 04 ストラグル・クリムゾン』より引用
  • 風がやみの中に散らしていった二人の会話は、およそ次のようなものだった。 ユゴー/榊原晃三訳『九十三年』より引用
  • 自分達の活動の足を引っ張るあんたの態度こそ問題だと怒鳴り散らした。 海月ルイ『十四番目の月』より引用
  • 門を入って来る幾人のひとが、花をそこに散らしたこころをくむだろう。 宮本百合子『二つの庭』より引用
  • おおかた、その頃同居していた叔父が読み散らしたものだったのだろう。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 幻の声』より引用
  • だからなんの罪もない日本からの旅行者にあたり散らしたりするのだ。 森瑤子『恋愛関係』より引用
  • 何年も来なかった懐かしい道を歩きながらこの気持を散らしたかった。 松本清張『球形の荒野 新装版(上)』より引用
  • 衆は立つ足もなくあわて惑う、牛あれて一りにけ散らして飛びく。 泉鏡花『夜叉ヶ池』より引用
  • 屋敷の台所で怒鳴り散らしていた女も、同じ文字盤の時計をしていた。 海月ルイ『プルミン』より引用
  • 自分の〝読み〟の甘さで又しても多くの人命を無駄に散らしてしまった。 高橋昌也『ガンダム・センチネル』より引用
  • それが、水にうつって、水の中でも赤い火の粉を散らした薪が飛んで行く。 志賀直哉『城の崎にて・小僧の神様』より引用
  • どうやらうまくいって、私は彼女の目の前に雪を蹴散けちらしながら止まった。 イネス/池央耿訳『孤独なスキーヤー』より引用
  • そのまわりに羽毛を撒き散らしたような光も現われ、ともに動いている。 佐野良二『闇の力』より引用
  • 放心したような状態でよごれた粉を指先で集めたり散らしたりしていた。 島尾敏雄『出発は遂に訪れず』より引用
  • 銚子ちようしも何本か並び、料理の皿はいずれも汚ならしく食べ散らしてあった。 森村誠一『自選恐怖小説集 人間溶解』より引用
  • 私の驚いたことには、彼の背には一面の桜と花札が散らしてあった。 小出楢重『めでたき風景』より引用
  • 倒れた身体は、何処にあったのかと思われる大量の血を床面に撒き散らした。 菊地秀行『吸血鬼ハンター14 D-妖兵街道』より引用
  • 真弓は短い沈黙の中で、人気のない遊歩道で花を散らしていた藤を思った。 津村秀介『瀬戸内を渡る死者』より引用
  • 大声でわめらしたところで、そんなのはただの自己満足でしかない。 橋本紡『半分の月がのぼる空 第04巻』より引用
  • 殴られた男が、赤くなっている頬を押さえながら涙目でわめき散らした。 榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ 第1話』より引用
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