擦る

全て 動詞
574 の用例 (0.00 秒)
  • 九野のすぐ脇を擦り抜けたが、こちらにはまったく気づいていなかった。 奥田英朗『邪魔』より引用
  • みな彼の傍へ擦りよる風にして、鼻さきに顔を近づけ物いう癖があった。 横光利一『旅愁』より引用
  • そっと肩をでてくれたり、足に身体をりつけるようにしたりします。 小野不由美『十二国記 魔性の子』より引用
  • 例にもれずとりあえず目をこすってみるが目の前の光景は変わらなかった。 阿智太郎『僕の血を吸わないで2』より引用
  • そして、気がついた時には、刀を差した男がうしろへ廻って背をさすっていた。 田中貢太郎『神仙河野久』より引用
  • 細い脚を擦っている私の掌にぬるぬるとしたものが感じられていたからだ。 高橋克彦『緋い記憶』より引用
  • 稲作は行われていなかったが、米は擦文時代から交易で入って来ていた。
  • もし蛇がそのように高音をたてたら、おそらくこんな擦音になるだろう。 R・E・ハワード『不死鳥コナン』より引用
  • 自分はそこにあった巻莨入まきたばこいれから煙草たばこを一本取り出して燐寸マッチの火をった。 夏目漱石『行人』より引用
  • 特に男たちに触れられたと思われる部分は皮がけそうになるほどこすった。 深谷忠記『長崎・壱岐殺人ライン』より引用
  • 彼女は錠に手をかけず、左右の人さし指の爪を擦り合わせたのであった。 山田風太郎『自来也忍法帖』より引用
  • その猫は毎日わたしが帰ると門のところに居てからだを擦り寄せてくるんです。 吉行理恵『小さな貴婦人』より引用
  • そして村上の膝のかわりに男の股間を両足の中心に擦りつけさせていた。 花村萬月『ブルース』より引用
  • その中にこのごしごしと物をり減らすようなな響だけが気になった。 夏目漱石『変な音』より引用
  • でも、その場合には志保を殺して麻理に罪を擦りつけるんじゃないかな。 小野不由美『黒祠の島』より引用
  • そしてその一方はすこし色がついてれているが、一方はまだ新しい。 ドイル/延原謙訳『シャーロック・ホームズの帰還』より引用
  • まあベッドの上でなら別かもしれんが、と補足して例の擦れた声で笑った。 押井守『Avalon 灰色の貴婦人』より引用
  • またもや擦るような音が、こんどはトンネルのはるか前方から聞こえた。 バローズ『火星シリーズ11 火星の巨人ジョーグ』より引用
  • ここにも抵抗を笑いに擦りかえる精神がしたたかに宿っているのをみた。 藤本義一編『古典落語・上方艶ばなし』より引用
  • けれども彼女がやったのは手袋で窓の染みを執拗にこすることだけだった。 ウルフ/西崎憲編訳『ヴァージニア・ウルフ短篇集』より引用
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