撫でる

全て 動詞
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  • 濡れた頭髪を掌で撫でながら部屋を出てきたのは午後四時十八分だった。 足立倫行『妖怪と歩く ドキュメント・水木しげる』より引用
  • 彼は気味の悪い感じを彼の全身に伝えるこの塊を軽く指頭ででて見た。 夏目漱石『道草』より引用
  • 京子は顔に手をやつて、顔一面を撫でた後ちに、夫に見せるやうにした。 田中貢太郎『あかんぼの首』より引用
  • 三奈子さまは、一点から同じように左右に伸びた枝をでながら言った。 今野緒雪『マリア様がみてる 19 イン ライブラリー』より引用
  • 久慈はそう云って頭を撫でているうちにふと千鶴子のことを思い出した。 横光利一『旅愁』より引用
  • 彼はそんなことを言って、頬の落ちたあたりを長い指で撫でるのであった。 松本清張『絢爛たる流離』より引用
  • 幽霊の冷たい手で一度ぐらい顔を撫でられても驚くのではありません。 岡本綺堂『三浦老人昔話』より引用
  • それをているとたちまち悲しみが彼の顔をでまくるような気持がした。 原民喜『死のなかの風景』より引用
  • 室に入ると私の心の緊張が何かぎざぎざしたものにそっと撫でられた。 豊島与志雄『蠱惑』より引用
  • カヌーの上にいるトモを撫でて通過していき、どの風もどこかへ消えた。 片岡義男『少女時代』より引用
  • この北極風が労農共和国の氷原を撫でて来るために現在の寒さであると。 谷譲次『踊る地平線』より引用
  • しかし、卑弥呼は大兄を見上げて黙ったまま片手で彼の頬をでていた。 横光利一『日輪』より引用
  • 使用方法は、持ち手部分を握って、先端の皿型部位で撫でるように扱う。
  • 彼の肩や背中をでる左手は、まるで姉のごとく慈愛の方に傾いている。 岩井志麻子『楽園(ラック・ヴィエン)』より引用
  • が、私は彼女を膝の上に腰かけさせて、その艶のない頬を撫でてやった。 渡辺温『ああ華族様だよ と私は嘘を吐くのであった』より引用
  • 七郎は真の目の前に両掌りようてを向け、暗闇くらやみで壁でもでるような恰好をした。 泡坂妻夫『喜劇悲奇劇』より引用
  • 切り傷ができて固くなった指の皮膚で、写真の彼女の顔をそっと撫でる。 乙一『ZOO』より引用
  • 飛行機を眺めてゐたら朝子の頬にぬらりと掌のやうな風が来て撫でた。 原民喜『針』より引用
  • すぐそばで少女はふるえて泣いているのに、彼はその頭をなコでる事すらできない。 鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第06巻』より引用
  • 父は最後に頭を撫でるでもなく言葉を交わすでもなく、突然いなくなった。 長嶋有『猛スピードで母は』より引用
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