揺れ

全て 動詞 名詞
15,405 の用例 (0.01 秒)
  • 揺れは数秒ほどでおさまるのだが、私には一秒が一時間にも感じられた。 岸本葉子『マンション買って部屋づくり』より引用
  • 私の乗った自動車は強く一揺れ揺れて一散に、先へゆく自動車を追った。 松本泰『日蔭の街』より引用
  • ストールがわずかに揺れ、彼女はゆっくりとそれを肩に掛け直している。 海月ルイ『十四番目の月』より引用
  • 少し行ったら水かさのました川で柳があたまだけ水から出して揺れていた。 宮本百合子『スモーリヌイに翻る赤旗』より引用
  • わたしの生れた家の庭さきの井戸が、山吹の花が明るい昼の光に揺れて。 原民喜『鎮魂歌』より引用
  • 風船の塊りが樹の幹の間で揺れているその向うから乳母車が動いて来る。 横光利一『旅愁』より引用
  • でも、実際のところは二つの選択肢があって、その間で揺れていたんだ。 浜野サトル『新都市音楽ノート』より引用
  • 彼女は下塗りだけの画面を見ていたが、その髪が風にかすかに揺れていた。 福永武彦『海市』より引用
  • 包み紙の中で、わずかにほころびかけているつぼみが小さく揺れていた。 勝目梓『その死を暴くな』より引用
  • 女の足の揺れがまた大きくなり、男の足に当たりそうになっている。 植松真人『コーヒーメーカー』より引用
  • 私のその視線が、揺れながら進行するバスの中で一つのものに止った。 宮本百合子『電車の見えない電車通り』より引用
  • 一つの首に一本ずつ、真鍮しんちゆう火箸ひばしが突き立って、それがまだ揺れている。 久世光彦『陛下』より引用
  • 沖に目をやると、完全にいだ海の上でヨットが一際激しく揺れている。 鈴木光司『仄暗い水の底から』より引用
  • 吉田の身体はそれだけの運動でもう浪のように不安が揺れはじめた。 梶井基次郎『のんきな患者』より引用
  • 黒い旗の動きが更に大きく広がり、高い波のような揺れを抱えながら走る。 市川陽『放課後のロックンロール・パーティ』より引用
  • 彼女のほおに付いていた白い羽毛の一端が、反絵の呼吸のために揺れていた。 横光利一『日輪』より引用
  • 室内の空気は穏やかに揺れて、なぎの海のような伸びやかなものになった。 乃南アサ『暗鬼』より引用
  • ふと、をさましたモーコーは、船のれ方が変わったのに気がついた。 ヴェルヌ/波多野完治訳『十五少年漂流記』より引用
  • 厠に立つと、窓硝子に庭の木の枝の影が激しく揺れ、師走の風であった。 織田作之助『世相』より引用
  • 暗くてよく見えなかったが、弾ける音がして木崎の頭がグラッと揺れた。 佐野良二『闇の力』より引用
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