揚げる時

22 の用例 (0.00 秒)
  • 問題は僕等が東京に引揚げる時に、犬をどうするかということだ。 福永武彦『第一随筆集 別れの歌』より引用
  • 油にて揚げる時最初は火を弱くして緩々ゆるゆる揚げち火を強くしておろすべし。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • 赤布を平服の腕へ巻つけた労働者赤衛兵はピストルを片手に、冬宮を引揚げる時全同志の身体検査をした。 宮本百合子『スモーリヌイに翻る赤旗』より引用
  • 後の列車を目標にして作業すれば夜明け近くなって、引揚げる時、その薄明の中で誰かから姿を見られないとも限らない危険があろう。 松本清張『日本の黒い霧(下)』より引用
  • 特に松村邦洋は1の時に旗を揚げることが多かったが、旗を揚げる時に声を張り上げたために無得点になったこともある。
  • 夕方引揚げる時には鳥籠は空っぽで、雀も鳩も売切れという繁昌はんじょうぶりだった。 大倉燁子『美人鷹匠』より引用
  • この可憐な動物は、ある朝家のものが床をげる時、誤って上から踏み殺してしまった。 夏目漱石『硝子戸の中』より引用
  • 二つの鏡はおそらくこの二人の胸に抱かれていたのを、引揚げる時にあやまって沈めてしまったのか、あるいは家来らが取って投げ込んだものであろう。 岡本綺堂『青蛙堂鬼談』より引用
  • サムネイル 天かすとは、天ぷらを揚げる時に生じる揚げかすのことである。
  • 浜で漁師が地曳網じびきあみを揚げる時などには、今でも子供や老女が来て盗むのみか、事によると飛びまわるかもめの数が、魚の数よりも多いかと思う折もある。 柳田国男『野草雑記・野鳥雑記』より引用
  • 木下高級参謀が酒に酔って、若い相沢少尉にからんだのは、第十五軍の戦闘司令所がサドを引揚げる時であった。 高木俊朗『全 滅』より引用
  • これは徳川幕府の初年の話であるが、肥前平戸ひぜんひらどをイギリス人の引揚げる時にも、彼れ等は日本人の女房に、大いに依々恋々いいれんれんとしたといふことである。 芥川竜之介『日本の女』より引用
  • よくお信へそんな事をいったが、そればかりでなく、一時は、妙な事にもなりそうだった綱渡り小屋の小新の一件も太夫元が骨を折ったのと小吉の正体が次第にはっきりして来ると共にやくざ共もちょいと泣寝入になって終ったような恰好で、二月末に大阪へ引揚げる時は、みんな揃って挨拶に来て行った。 子母沢寛『父子鷹 上巻』より引用
  • 凧の構造上、大きなものは運搬が困難であるが、明治の頃には「続き凧」といい、凧を分割して作成し、揚げる時に屋外で組み合わせるものが存在したこともあった。
  • 大丈夫よ、ここを引揚げる時まではすっかり休養できて。 ブラウン『天の光はすべて星』より引用
  • よく見ると、たぶん、ついそこの荷揚場から揚げる時にこぼれたものだろう、一握りばかりの豌豆えんどうがこぼれている。 寺田寅彦『鑢屑』より引用
  • だが、犯人たちは、現場から破壊工作を完了して引揚げる時、何か「破壊工作の証拠」を残さねばならぬと気が付いたかも知れない。 松本清張『日本の黒い霧(下)』より引用
  • 妻の出産が近づき、東京に引揚げる時がきた。 小林信彦『ビートルズの優しい夜』より引用
  • 名前を呼ばれて窓口へゆくと、白い上っぱりに大きなマスクをかけた行員が、天ぷらを揚げる時に使うようなバットに油切りの金網をのせ、ピンセットで私の汚した紙幣をならべている。 向田邦子『父の詫び状』より引用
  • 坂本は、勝海舟が神戸から江戸へ引揚げる時薩摩藩家老小松帯刀に託した関係上、薩摩と親しい。 南條範夫『山岡鉄舟(一)』より引用
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揚げる時 の使われ方