掻く

全て 動詞
875 の用例 (0.01 秒)
  • 留守に何度も何度も刑事が来て、この部屋をきまわしていったそうだ。 太宰治『火の鳥』より引用
  • 彼はストーヴの鉄の火掻き棒を握ったまま、しばらく私の顔を見ていた。 石川達三『充たされた生活』より引用
  • ベルガラスは使えるほうの手でぼんやりとひげを掻きながらうなずいた。 エディングス『ベルガリアード物語3 竜神の高僧』より引用
  • そして彼女の両肩を抱き寄せ、その青ざめた顔を自分の胸にいこんだ。 荒俣宏『帝都物語3』より引用
  • 自分では叩いたつもりだが、掌が戸板を掻いただけだったかもしれない。 イネス/池央耿訳『ベルリン空輸回廊』より引用
  • 仕方なく掻い巻き姿で、舟の上から皆に旅立ちの挨拶あいさつをすることになる。 畠中恵『うそうそ』より引用
  • 留守に何度も何度も刑事が来て、この部屋を掻きまはしていつたさうだ。 太宰治『火の鳥』より引用
  • 武蔵はあの白い手の群れに掻き荒された血が容易にしずまらないで困った。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • そしていつものように、自分のあと足で耳のうしろを掻こうと思ったんだ。 チャペック/小川浩一『ダアシェンカ』より引用
  • それは何であるかといえば、爪で引っ掻いたような三本の掻き痕である。 久生十蘭『魔都』より引用
  • 知人に逢ふと東京ならば流しませうと言ふ處を掻きませうと言ふのです。 江南文三『佐渡が島のこと』より引用
  • チャクラはあごきながら、なにか考えこんでいるような表情で言った。 山田正紀『宝石泥棒』より引用
  • そんな結論けつろんすらもばかばかしくなり、頭をきながらその場を後にした。 雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス09 ブルー・マズルカ』より引用
  • まだ、玲夢の声が耳の中で反響しているかのように殷雷は耳の裏をく。 ろくごまるに『封仙娘娘追宝録02 嵐を招く道士たち』より引用
  • 氷のような水を掻きながら立ち泳ぎしている時でさえ、僕は幸せだった。 森瑤子『デザートはあなた』より引用
  • 例えばその火掻き棒はあなたの手に握られた一つの道具に過ぎません。 ベルナノス『田舎司祭の日記』より引用
  • ディーが言っているのは、昨夜夢魔サッキュバスに爪でつけられた頬の掻き傷だった。 ベニー松山『風よ。龍に届いているか(上)』より引用
  • むらさき無垢むくな視線を受けながら、真九郎は誤魔化ごまかすように鼻の頭をいた。 片山憲太郎『紅 第03巻 ~醜悪祭~ (上)』より引用
  • 手で以て盛んにこの水を掻き廻して身體中にかけるより仕方がないのだ。 佐野昌一『南太平洋科学風土記』より引用
  • 熊手でいて見たらその根のところに、青い虫がまるくなって眠っている。 柳田国男『野草雑記・野鳥雑記』より引用
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