控え

全て 動詞 名詞
10,723 の用例 (0.02 秒)
  • 背後の少し離れたところに馬に乗った人影ひとかげが何人も黙ってひかえていた。 クーパー『(闇の戦い4)樹上の銀(完)』より引用
  • 右の方は主人公だというのでうらなり先生、これも日本服でひかえている。 夏目漱石『坊っちゃん』より引用
  • 廿五歳になったおり卒業を前に控えて彼女の第二の離婚問題はおこった。 長谷川時雨『松井須磨子』より引用
  • 召使はその口上を伝えてから、屋敷の二階の広い控えの間に彼を通した。 スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(下)』より引用
  • 必死に子路のそでひかえている二人の眼に、涙の宿っているのを子路は見た。 中島敦『弟子』より引用
  • 私は少なくとも天香師の前では愛を口にすることだけはさし控えます。 倉田百三『青春の息の痕』より引用
  • 八畳の座敷に三畳ほどの控えの間がついて、床には何か軸が掛かっている。 林不忘『煩悩秘文書』より引用
  • 玄関わき小砂利こじゃりの上にはかたちのよい自動車が主人を送って来て控えている。 長谷川時雨『大橋須磨子』より引用
  • 実をいうと、私はこれより以上に、もっと大事なものを控えているのです。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 受験期を控えた子供があるそうだから、それも原因の一つだったのだろう。 高橋克彦『春信殺人事件』より引用
  • 一方には学校を控えていたから、思うように自分の仕事も進捗はかどらなかった。 島崎藤村『芽生』より引用
  • 前方の石の控え壁のかげに一人の兵隊が恋人といっしょに立っていた。 ヘミングウェー/高村勝治訳『武器よさらば』より引用
  • そうして客に来た人のように鹿爪しかつめらしく控えている私をおかしそうに見た。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 長い長い先の道を控えている幽霊にとって、暇つぶしは許されないのだ。 メーリケ/浜川祥枝訳『旅の日のモーツァルト』より引用
  • 店の中には幾人いくにんもの店員がひかえていますし、表には大勢の人が通っています。 豊島与志雄『不思議な帽子』より引用
  • さらに、彼は真の賢者なら差控えただろうようなことさえいったのだ。 コンラッド/井内雄四郎訳『密偵』より引用
  • 一方に学校を控えていたので、そう三吉もユックリする余裕は無かった。 島崎藤村『家』より引用
  • 選ばれた相手は棒使いで、八尺余の八角棒を持って庭に現れて控えていた。 坂口安吾『青春論』より引用
  • 決戦間近かに控えてのこの余裕ぶりは何と云っても天才的な武将である。 菊池寛『桶狭間合戦』より引用
  • けれども、そこには父の姿が控えていて、怒った身振りや眼付をしていた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 次へ »