振り回す
全て
動詞
782 の用例
(0.00 秒)
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当然のことをしていると思っています。
自分の都合を中心に家族全員を振り回しているという意識はありません。
もちろん、罪の意識もゼロです。
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岩月謙司『男は女のどこを見るべきか』より引用
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三人いたが、その顔は汚れていて、ありふれた顔つきだった。
彼らは先端に金具のついた自分の体よりも長い突き棒を振り回していた。
そして、強くて鋭敏な雑種の犬を連れていた。
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ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書2』より引用
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その中でも、平塚為広と戸田勝成の奮戦は目覚しかった。
わずか数百の兵で、槍を振り回しながら数倍の敵の中に突入して入った。
平岡頼勝は自軍の不甲斐なさに呆れながらも、兵を引かざるを得なかった。
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茶屋二郎『遠く永い夢(下)-関ヶ原 戦勢逆転の真実-』より引用
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私は夢を見ていたかのように、どうしてそうなったのか、しばらくの間、理解できませんでした。
そうです、私が手を振り回したときに、女の顔を打ってしまったのです。
女はわずかに鼻から血を流していましたが、意識がないわけではありませんでした。
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植松真人『主よ、人の望みの喜びよ』より引用
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彼女の担当になって二年、いつもこんな調子で元子は振り回されていた。
マサが荷物を抱えて、救護施設に送られていったその数時間後、家賃一万、敷金なし、というアパートが見つかったという電話がかかってきた。
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篠田節子『死神』より引用
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だが、巨大すぎるのも考えものだ。
武器を振り回しながら一人を囲もうとすれば、人数には限界が出てくる。
相手はさらに巨大で、振り回す武器も長大だった。
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雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス12 ブラック・アラベスク』より引用
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最大の特徴である複葉機の尾部に取り付けられた鉤爪状のフックはレバー操作で慣性に基づいて振り回される。
これに接触した敵機やステージ構造物は複葉機に牽引され振り回される。
牽引されているものは他のものへの接触でダメージを発し、フックボタンを押すことで投擲される。
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本間が出て行った後、木崎貴志と君原由香、そして青柳の三人は、しばし口をきかなかった。
ただ一人、元気に手を振り回しているのは、由香の腕の中の真衣だった。
木崎の包帯に包まれた顔は、何の表情も垣間見せないせいか、まるで舞台の黒子のように、そこにいるのにいない、という不思議な印象を与えた。
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赤川次郎『悲歌』より引用
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両手に一本ずつ自分のおさげを持ち、そいつをブンブン振り回している。
竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第01巻』より引用
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なぜ離れた場所に落ちていたのか、いろいろと理由が考えられた。
犯人に最初に襲われたとき、彼女はハンドバッグを振り回して抵抗した。
そのあと逃げたが、十五、六メートルしか逃げられず、つかまって絞殺されたとも考えられる。
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西村京太郎『寝台急行「銀河」殺人事件』より引用
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ハエは本当にこちらのスキをうまくついて飛んで来た。
一日十匹と自分で目標を作ってハエ叩きを振り回していたこともある。
ちゃんと狙っていても、私がハエを仕留める率はとても低かった。
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群ようこ『ネコの住所録』より引用
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トヨ子が騒ぎたてているのに、父は夢中で何も知らずに鎌を振り回した。
サトが燃えている背中に馬穴の水をぶっかけた。
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上西晴治『十勝平野(下)』より引用
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うれしそうに何かを振り回しながら、エイが座つている机の正面に立つ。
今野緒雪『スリピッシュ! 02 ―盤外の遊戯―』より引用
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コフは慌てたのか興奮したのか、その場でしきりにこぶしを振り回した。
ぼくは逆にお母さんをにらみかえした。
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酒見賢一『聖母の部隊』より引用
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四肢に熱い血が駆け巡り、力が漲った。
あの少女を、片手でつかんで振り回すことさえできるような気がする。
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赤川次郎『殺意はさりげなく』より引用
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原始時代から現代に至るまで使用されている。
武器としてみると単純なつくりで、適当な長さの棒を振り回すだけである。
猿人や原人が手にした木ぎれや骨が発祥であり、ここから加工や強化が行われて発展し、柄頭を備えたメイスなどが生まれた。
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トラックに追いつくような速さで走れるくせに、普段はすごくのんびりした気性の馬で、乗馬の経験がない僕でも難なく乗ることが出来た。
くおんなどは僅か一時間で、馬に乗った状態で刀を振り回すほどになった。
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平坂読『ホーンテッド! 3』より引用
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咥えて振り回して歩いているうちに、子犬は蟇口を発見した。
洋服を咥えて振り回しているうちに、そのポケットから落ちたのだった。
子犬は一片の肉が落ちていると思った。
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佐左木俊郎『錯覚の拷問室』より引用
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ジーニは大剣を振りかざしながら、傭兵隊の仲間に激励の言葉をかけていた。
彼女はいつも先頭に立って敵の中に飛び込み、その長大な刃を振り回す。
それだけで、敵は混乱し、浮き足だつのだ。
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水野良『魔法戦士リウイ 第00巻』より引用
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建宮はまるで肩の調子を確かめるように大剣を握った右手を軽く振り回した。
鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第07巻』より引用