指し

全て 動詞 名詞
15,012 の用例 (0.01 秒)
  • もう二十間も行けば向うへ指して上り得られるような所に流されて来た。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • なぜ彼女のそばに、二時三十七分を指している柱時計が倒れているのか。 吉村達也『ついてくる』より引用
  • 「これがその男です」と、制服の監視人が部屋の中の彼を指して云った。 海野十三『蠅』より引用
  • さうして、彼は生涯の最も大事な将棋に最も乱暴な手を指したのである。 織田作之助『聴雨』より引用
  • 父の故郷にあずけた末の児を思う日も、その時を指しては云えなかった。 鷹野つぎ『窓』より引用
  • ヤマト・ホテルの二〇八号室で目ざめたとき、時計が八時を指していた。 荒俣宏『帝都物語4』より引用
  • みんなははじめてがやがや声をたててその教室の中の変な子を指しました。 宮沢賢治『風野又三郎』より引用
  • 眉をひそめて、それを眺めていると見て、男はそれを指しながらいった。 岡本かの子『富士』より引用
  • 碁石の音が、何か世間に超然としている存在を指しているように思える。 和辻哲郎『松風の音』より引用
  • 少女しょうじょは、くらそとほうして、まち方向ほうこうをおじいさんにおしえました。 小川未明『三月の空の下』より引用
  • 自分は、土肌を露した山の中腹に小屋のやうなものがあるのを指した。 竹久夢二『砂がき』より引用
  • けれども哲学では方法も体系も別なものを指しているのではない。 戸坂潤『現代哲学講話』より引用
  • 今の人がその一人だとして、もう一人は誰のことを指しているのか。 今野緒雪『マリア様がみてる 19 イン ライブラリー』より引用
  • つまりそこに一人、ここに一人と指して数えられるものは私の目標ではない。 伊丹万作『「ファン」について』より引用
  • と、僕は、われわれの立っているところのすぐ下を流れている川を指した。 海野十三『海底都市』より引用
  • いても立ってもおられぬ、とはあんな思いを指して言うのでしょう。 太宰治『葉桜と魔笛』より引用
  • もっとも法王はその茶の済まない中に内殿へ指してお入りになりました。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • A君のゆびさして教えられたうちで、ただ一つ質素な板囲いたがこいの小さい家があった。 夏目漱石『満韓ところどころ』より引用
  • 彼が指しほこらしている身分不相応の兵庫鎖の太刀は即ちそれであった。 岡本綺堂『小坂部姫』より引用
  • 課長は警察医の黒川を手招きして、すみに寝ている川北先生の方を指した。 海野十三『四次元漂流』より引用
  • 次へ »