拾い上げること

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  • それを拾い上げることも忘れて、恭介はぼんやりと暗闇を見ていた。 三雲岳斗『レベリオン 第03巻』より引用
  • 近代文学には、明かに、戦争反対の意図を以て書かれたものを相当拾い上げることが出来る。 黒島伝治『反戦文学論』より引用
  • そこから何も拾い上げることができなかった。 初野晴『水の時計』より引用
  • かつて彼のSOSを拾い上げることができなかったことの悔いが、今でも強く残っているからだった。 初野晴『水の時計』より引用
  • 壁の向こう側で彼女に右手を固定されていると、指を切り落とすためのニッパーを拾い上げることもできない。 乙一『さみしさの周波数』より引用
  • ところが、それを初めから読み下していくうちに、最初の日の記述の中から、次の一章を拾い上げることができた。 小栗虫太郎『潜航艇「鷹の城」』より引用
  • 寺尾が鷹野の方へ敵のマシンガンを転がしたというのに、それを拾い上げることすらしていなかった。 田中哲弥『大久保町は燃えているか』より引用
  • 前者は、異常細胞を拾い上げることが主な目的であり、後者は病変部の診断が目的である。
  • 村長は、すぐには足元に落ちた「光輝の書」を拾い上げることができなかった。 宮部みゆき『ICO 霧の城』より引用
  • 私は何とか拾い上げることが出来た。 藤田宜永『野望のラビリンス』より引用
  • 日本の近代文学が落ちこぼしていったこうしたロマンを丹念に拾い上げることで、大衆文学は自らの存在意義を確立してきたのだ。 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫4) 忍者からす』より引用
  • 道傍みちばたの畑で芋を掘上げている農夫に聞いて、見失った青梅への道を拾い上げることが出来た。 寺田寅彦『異質触媒作用』より引用
  • 介助犬とはただ単純に物を拾い上げるだけの存在ではなく、「どこにどのように拾い上げることが障害者の身体に負担がかからないのか」ということが重要である。
  • ただ永遠なるものと一時的なるものとを確に区別する秀れた魂を持っている人のみは、一瞬の時をもってしても永遠の光輝ある貝を見出して拾い上げることができて、彼自ら永遠の世界にまで高められることができるのである。 三木清『語られざる哲学』より引用
  • なるほど、それならカップを放り投げても割れる前に拾い上げることも出来るだろう。 ZUN『東方香霖堂 ~Guriosities of Lotus Asia』より引用
  • 平日の昼間ならばほとんど人が出入りしない場所だし、滋子が車を停めてすぐに由美子を拾い上げることができる。 宮部みゆき『模倣犯 下』より引用
  • 愛すべき登場人物を無慈悲に殺してしまうのが本作品の特徴であり、ファンは一度は本を部屋の隅に投げつけてしまうが、後で拾い上げることになる。
  • 基本的には交接は行わず、雄は土の表面に精包を置き、雌がそれを拾い上げることで受精が行われる。
  • さぞ後生大事に手前の首を拾い上げることだろうぜ。 バルザック/小西茂也訳『風流滑稽譚(第一輯)』より引用
  • というのは、私は沙漠と旅の経験から、お前だったら毒しか拾い上げることができないような場所からでも、身体にもよく、元気をつける食物を、見つけ出せるであろうからな。 佐藤正彰訳『千一夜物語 08』より引用
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