拵えておく

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  • 本丸ふかくに御座ぎょざあるようにこしらえておくことだって不可能ではない。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • その皮の中へ、前に拵えておいた肉と卵の混ぜたものをつつんであつい中にいただきます。 宮本百合子『十八番料理集』より引用
  • 私どもでは寒くなると大概この皮だけ拵えておきます。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • 自分の茶室のくぐり近くに竹製の刀掛を拵えておきました。 薄田泣菫『初蛙』より引用
  • べてマッシ類は冬ならば一度こしらえておくと二、三日は少し水を加えて温めて幾度いくどにも食べられます。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • ヤクの尾で拵えたところのひもで、山間の草の生い繁っておる処にわなを拵えておく。 河口慧海『チベット旅行記(下)』より引用
  • 少しずつ混ぜて拵えておいてかまの中へ少し水を入れて今の茶碗を三つでも四つでも置いて重い蓋を釜へ載せておよそ二十分位蒸します。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • それは法則の通り昨日拵きのうこしらえておいたスープの中へ二、三百目位な雄鶏おんどりを丸のまま入れて塩をホンの少し加えて一時間ばかり湯煮ゆでる。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • 先日八百屋やおやふきとうを持って来ましたから一度に沢山蕗味噌ふきみそを拵えておきました。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • 坪谷の妻の保子が気を利かして、ちょっとした酒の肴も拵えておいてくれました。 豊島与志雄『土地に還る』より引用
  • 父はずいぶん衰弱しておりましたので、私は父を外の空気のあたらないところへ連れて参りますのはよくないと存じまして、船室の昇降段の近くの甲板の上に父のために寝床ベッドを拵えておきました。 ディケンズ・チャールズ『二都物語』より引用
  • いつも使われることがないので、俺はその中に綿をもちこんで、安楽な居場所を拵えておいた。 豊島与志雄『潮風』より引用
  • デその間に大小いろいろの枡が都合三十二種もあるのですが、ソレでは枡をこしらえておく必要がないではないかというに、チベット政府ではまた大いにその必要があるです。 河口慧海『チベット旅行記(下)』より引用
  • 大名・旗本といわず、大百姓・大町人にしても、子供のために別に住居を拵えておくほどなら、その子供が沢山下駄の脱いである出入口へは行かないようになっているはずでもある。 三田村鳶魚『中里介山の『大菩薩峠』』より引用
  • それにここに、私がカマールのためにこしらえておいた、モースルの白絹のターバンがあります。 佐藤正彰訳『千一夜物語 08』より引用
  • かの夫人のふところから発見されたという書置については、まだ一言も言及しなかったが、これとても靴跡その他と同様に、いうまでもなく夫人の拵えておいた偽証である。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編01 本格推理Ⅰ』より引用
  • 家でも絹蒲団の一ト組くらいは拵えておきたい。 徳田秋声『黴』より引用
  • 沢山拵えておいてお客に出しても御馳走になります。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • トマトソースを取っておいてもトマトのジャムを拵えておいても、年中んなに調法するか知れません。 村井弦斎『食道楽』より引用
  • それから暑い処をセッセと帰って参りますと宅では冷した珈琲こーひーを拵えておいて出しますがそれを飲む時の心持こころもちは何ともいえないそうです。 村井弦斎『食道楽』より引用