拡げる

全て 動詞
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  • 拡げてみると、第一レースから第十レースまでの予想番号が書いてある。 東海林さだお『ショージ君のにっぽん拝見』より引用
  • 一本の松は地下にどれだけ驚くべき根を拡げているかを調べてみるがいい。 小出楢重『油絵新技法』より引用
  • 僕の言うのは、人間の本質の問題で、つまり人間の領域を拡げたいのだ。 豊島与志雄『自由人』より引用
  • 彼は手に持ったカードを拡げて、観客の前に差し出す動作をしてみせた。 泡坂妻夫『11枚のトランプ』より引用
  • それを待っていたかのように、夏の夜の闇がわたしたちの上に翼を拡げた。 乙一『夏と花火と私の死体』より引用
  • 己は出来るだけ指の股を拡げて、図の上に当てがつて見たが、合はない。 森林太郎『病院横町の殺人犯』より引用
  • 外庭に向った一つの窓の前のテーブルには何か白いきれが拡げられてあった。 北原白秋『フレップ・トリップ』より引用
  • 私の手は再び反射的に絵巻物を持ち直して白いところを巻き拡げ始めた。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • そう言って、手に持っていた紙片を拡げ、二条ははじめて実兼に見せた。 杉本苑子『新とはずがたり』より引用
  • 女の頭の傍に拡げたままの手帳が一冊はふられてあるのが目に入つた。 平出修『計画』より引用
  • 見るとお化粧の見本に、古い婦人雑誌の化粧欄などが拡げてありました。 岡本かの子『仏教人生読本』より引用
  • 男は両腕りよううでを拡げ、周囲の空間を二人に与えるかのように少し体をひねった。 クーパー『(闇の戦い4)樹上の銀(完)』より引用
  • 新聞や雑誌を退屈しのぎに拡げてはいるが、別に読むという風でもない。 豊島与志雄『裸木』より引用
  • 私はその夜、暗い電燈の下で、東京市の大地図を机いっぱいに拡げた。 太宰治『東京八景』より引用
  • 加奈子はショールの間から短い指の手を出して拡げて裏表を見せてやる。 岡本かの子『豆腐買い』より引用
  • そういってその生徒は僕の前に大きくひろげた手をつき出しました。 有島武郎『一房の葡萄』より引用
  • アントニアはひざの上に両手を拡げ、ナンナの方へ顔を向けながら言った。 アレティーノ/結城豊太訳『ラジオナメンティ』より引用
  • 博士はカバンを受け取って、なかの書類を、テーブルの上に拡げだした。 カー/宇野利泰訳『帽子蒐集狂事件』より引用
  • 里子から来た手紙を拡げて、何度も文字を一つ一つ丁寧に読み返へした。 林芙美子『瀑布』より引用
  • くちびるを鳴らして、白い手を振ったり拡げたり、前後に振りまわしたりした。 本庄陸男『石狩川』より引用
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