折角

全て 副詞 名詞
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  • 折角来た安国寺さんは前のように私と知識の交換をすることが出来ない。 森鴎外『二人の友』より引用
  • 折角助けた娘は橋場へ行っているあいだに、向うで男が出来てしまった。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 彼様あゝいふことを言出されると、折角是方こつちで思つたことも無に成つて了ふ。 島崎藤村『破戒』より引用
  • 折角せっかくここまでついて来たものの、艇長は彼が上陸することを許さなかった。 海野十三『月世界探険記』より引用
  • 折角、気づいてみても、妻を待っているものは、苦しみだけではないか。 外村繁『夢幻泡影』より引用
  • お安が折角やきもきしても此夜は目的を達することが出來ずにしまつた。 長塚節『芋掘り』より引用
  • 折角出かけて来たもんだから、もう少し我慢してみようじゃあないか。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 折角こっちが段取りを作ってきたというのに、予定が狂ってしまったよ。 同人『魔法使いの夜~Wicth on the Holy Night~』より引用
  • 彼は折角選んだ五匹の中から、更に二匹を選まなければならなかった。 豊島与志雄『金魚』より引用
  • そして飛びついて来たお京さんの勢いで折角せっかくの豆腐はこなごなになった。 岡本かの子『豆腐買い』より引用
  • 私は何も折角の婦人団体の活動にケチをつけようというのでは決してない。 戸坂潤『社会時評』より引用
  • 折角紹介してくれた川新さんには悪いが、気落ちと同時に多少ほっとした。 阿川弘之『南蛮阿房第2列車』より引用
  • しかし折角おいでになったのですから、何か変ったところへ御案内したい。 岡本綺堂『青蛙堂鬼談』より引用
  • 折角の夜をいつものように息子と言い争いをするのは嫌だった。 遠藤周作『口笛をふく時』より引用
  • 此話にあまり深入すると、折角言おうと思った次の問題が御留守になる。 柳田国男『夢と文芸』より引用
  • それで折角楽しみにした噴火口の展望も探り見ることが出来なくなった。 岡本かの子『宝永噴火』より引用
  • 折角よくなって又黴菌ばいきんでも入ったら大変だと思って、そう云ったのよ。 志賀直哉『小僧の神様・城の崎にて』より引用
  • 心ない客が押しかけて折角のよさがだいなしヽヽヽヽにされることを恐れたからだろう。 池波正太郎/佐藤隆介・編『鬼平料理帳』より引用
  • 折角上京したお種も、お仙を連れての町あるきは可恐おそろしく思われて来た。 島崎藤村『家』より引用
  • さもないと、折角の勉強も十分の成果を収め得ないことになりやすい。 末弘厳太郎『新たに法学部に入学された諸君へ』より引用
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