投げる

全て 動詞
4,866 の用例 (0.01 秒)
  • 彼女の影のそばに、月はも一つ他の影を芝地の上にはっきり投げていた。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • それをそうとは自分でも意識し得罪も無い枕を投げるような事にもなる。 夢野久作『鼻の表現』より引用
  • それは風のない夕方のことで夕陽が微赤い光をそのあたりに投げていた。 田中貢太郎『狐の手帳』より引用
  • そして、あの老人ろうじんのおかげで幾人海いくにんうみなかげてんだかしれない。 小川未明『明るき世界へ』より引用
  • 「こいつは石を投げるんでも左なんだよ」ともう一人の子が口を入れた。 中山省三郎『カラマゾフの兄弟』より引用
  • と彼らの言葉でまず元気よく云って置いて持って来た燻肉を投げてやった。 国枝史郎『沙漠の古都』より引用
  • それをとって投げとって投げして、やっともとの穴から外に出て来た。 知里真志保『あの世の入口』より引用
  • 強い月光は樹木のはっきりした黒影を投げて、庭の露の上に輝いていた。 田部隆次『ろくろ首』より引用
  • 二人の名前のどちらを先にして社名とするかは、コインを投げて決めた。 富田倫生『パソコン創世記』より引用
  • 自分はかれが投げだしたように笑うのを見るたびに泣きたく思った。 国木田独歩『まぼろし』より引用
  • これときめた一人の男のひとに、このからだを投げてやってしまおうか。 太宰治『懶惰の歌留多』より引用
  • 同居人は新聞を投げてよこしたので、私は言われた箇所に目を下ろした。 ドイル・アーサー・コナン『緋のエチュード』より引用
  • 証拠の年代記も相手にしてくれないから、妙庵先生もサジを投げました。 坂口安吾『屋根裏の犯人』より引用
  • 笑ってやるぞということばは、侍が侍に投げる場合の最大の侮辱なのだ。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • 彼はつい気が滅入ったようになって銅貨をばらばらと五六枚投げ与えた。 金史良『天馬』より引用
  • だが、彼女が視線を投げただけで、その男を追い払うのに十分であった。 原田義人『城』より引用
  • そしてそこにおる怪物らの頭は、壁や天井に変な形の影を投げていた。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 太陽は網の目のようになって居る木木の緑をとおして金色こんじきの光を投げた。 竹久夢二『少年・春』より引用
  • 夜霧がひきちぎって投げられたように、ほの白くそこここに流れていた。 田中貢太郎『殺神記』より引用
  • 月のいい地上の空に、僕らが二つの影を投げていたのをおぼえている。 岩野泡鳴『耽溺』より引用
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