打つ

全て 動詞
10,054 の用例 (0.01 秒)
  • 彼は力なく其処に坐って傍に肩に波を打たせて泣いている女の方を見た。 田中貢太郎『陳宝祠』より引用
  • 一体何時心臓が動悸を打たなくなるかと云ふ事は云ふ必要もないでせう。 ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』より引用
  • 彼はまったく雷に打たれたと同じだったが、しかしまた満足でもあった。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 地上におけるすべての宗教は、この希望の上に打ち建てられているのだ。 中山省三郎『カラマゾフの兄弟』より引用
  • 務は兄が泊った先から打ったものではないかと思って急いで開けてみた。 田中貢太郎『白っぽい洋服』より引用
  • 暴風雨が起こることを知っていて、雷に打たれはしないかを恐れていた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 雷と雨とに打たれて首垂れながら、ただ機械的に足を運んでいるらしい。 豊島与志雄『真夏の幻影』より引用
  • 東人が杖に打たれて死んだので、この真相はもはや誰にも分らなかつた。 坂口安吾『道鏡』より引用
  • 二度目に打ち下した鏝の下で、彼女はもう声を出すことも出来なかった。 大倉燁子『魔性の女』より引用
  • 俺は雷に打たれたように感じて、そこに石のようになってたちすくんだ。 浜尾四郎『彼が殺したか』より引用
  • 彼女はただそう相槌あいづちを打ちながら、心ではまるで別なことを考えていた。 モーパッサン・ギ・ド『初雪』より引用
  • そして子供らしい恐怖に打たれて、なんでも家の方へ帰ろうと言出した。 島崎藤村『芽生』より引用
  • この犬のためにはまだ摩られるのが、打たれるように苦痛なのであった。 森林太郎『犬』より引用
  • 支那風のガラス絵のガラスはいったいに、質がうすくて波を打っている。 小出楢重『油絵新技法』より引用
  • 水を打ったような夜の涼しさと静かさとの中にかすかな虫の音がしていた。 有島武郎『カインの末裔』より引用
  • 僕はそれが智慧の足りない彼を打ったかのように彼が見えたと思いました。 直木三十五『金の十字架の呪い』より引用
  • 砂利を打つ跫音さへ一瞬にして静かな闇に置き代へられてゐたのだつた。 坂口安吾『麓』より引用
  • 「もっとお打ちなさい」といってやりたかったけれども声は出なかった。 有島武郎『或る女』より引用
  • 何故と云って、その人の話ぐらい私の胸を打ったものはなかったからです。 大倉燁子『消えた霊媒女』より引用
  • 誰しも二人の敵を打つよりは一人味方に思ひ込む方が気が楽でゐられる。 坂口安吾『小さな部屋』より引用
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