手重い

全て 形容詞
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  • それには今の病気を、少し手重ておもに書くのが得策だろうとも考えた。 夏目漱石『明暗』より引用
  • あれ程御医者が手重く云ったものが、今までしゃんしゃんしているんだからね。 夏目漱石『こころ』より引用
  • あれほどお医者が手重ておもくいったものが、今までしゃんしゃんしているんだからね。 夏目漱石『こころ』より引用
  • あれほどお医者が手重く言ったものが、今までしゃんしゃんしているんだからね。 夏目漱石『こゝろ』より引用
  • なにしろ即死が三人手負が五人で、手負のなかにもよほど手重いのが二人ほどあるというのですから大変です。 岡本綺堂『三浦老人昔話』より引用
  • 去年三月の片手落ちなおさばきから見ても、また今度の大学様の手重い御処分から見ても、吉良家に乱入したものをそのまま助けておかれるはずはない。 森田草平『四十八人目』より引用
  • 常吉はすぐに津の国屋へ行ってみると、勇吉の傷は右の手に二ヵ所と、左の肩に一ヵ所であったが、どれも手重いものではなかった。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 六枚屏風は少し大形おおぎょうだと感じましたが、その手重いところが、また、旅情の一つと嬉しくも思いました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 更に手重いのになると、教授用の大きい算露盤そろばんを背負わせて、教師が附き添って各級の教場を一巡し、この子はかくかくの不都合を働いたものであると触れてあるくのである。 岡本綺堂『綺堂むかし語り』より引用
  • その他まぐろさしみのぶつ切りや、茶めしの流行など、この御手軽というものはいつもかわらぬ流行で、またこの御手軽主義から、中々御手重料理にはないうまいものが発明されて行く。 岸田劉生『新古細句銀座通』より引用
  • 至って草多く手重のところを先にする時は、大いに手間取れ、その間に草少なき畑も、みな一面草になりて、いづれも手おくれになるものなれば、草多く手重き畑は、五や八畝はあらすともままよと覚悟して、しばらく捨ておき、草少なく手軽なるところより片付くべし。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 至って草多く手重のところを先にする時は、大いに手間取れ、その間に草少なき畑も、みな一面草になりて、いづれも手おくれになるものなれば、草多く手重き畑は、五や八畝はあらすともままよと覚悟して、しばらく捨ておき、草少なく手軽なるところより片付くべし。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • ふとした感冒かぜから、かなり手重い肺炎を惹き起した静子が、同じ区内のある小児科の病院へ入れられてから、お増はほとんど毎日そこに詰めきっていなければならなかった。 徳田秋声『爛』より引用
  • しかせずして手重きところにかかり、時日を費す時は、わずかの畝歩せぶのために、総体の田畑順々手入れおくれて、大なる損となるなり。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 亀吉の傷は軽かったが、幸次郎の痛みどころはかなりに手重いので、六月二十八日の朝、半七は幸次郎の家へ見舞いにゆくと、その帰り道で又もや瓦版の読売に出逢った。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 殊に靴までお隠しなさりますなぞは、ちと手重ておも過ぎまするで、どうも変でござりまするが、お年紀頃としごろ御容子ごようすは、先刻さっき申上げましたので、その方に相違ござりませぬか、お綺麗な、品のい、面長おもながな。 泉鏡花『伊勢之巻』より引用