手当りしだい

全て 副詞
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  • 下男は町に出かけては商売女を手当りしだい主人のために連れてくるのでした。 桐生操『きれいなお城の怖い話』より引用
  • 利用できる物は、われがちに手当りしだいかき集め、早い者がちだった。 半村良『産霊山秘録 下の巻』より引用
  • 太郎は毎日のように蔵の中にはいって惣助の蔵書を手当りしだいに読んでいた。 太宰治『晩年』より引用
  • 酒屋では、そこにあるものを手当りしだい百九十三ドル分買った。 ニーヴン&パーネル『悪魔のハンマー〔上〕』より引用
  • ラ・モールとココナスは部屋にあるものを手当りしだいに下に投げた。 アレクサンドル・デュマ/鹿島茂『編訳 王妃マルゴ(下)』より引用
  • 手当りしだいに話題をひろい上げて、表面はいとも愉快げに口にしつづけた。 海音寺潮五郎『平将門 中巻』より引用
  • しかし指揮官の一つの合図で、見てるまに棒の打撃が、肩といわず頭といわず手当りしだいに馬車のなかに降りそそいだ。 ユゴー・ヴィクトル『死刑囚最後の日』より引用
  • おそらく私の好みを知らない妻が酒屋の棚に並んでいる酒を手当りしだいに買って、届けさせたのだろう。 柳美里『フルハウス』より引用
  • 怒って隊長は叫び、かけもどってうしろからウマたちの尻を手当りしだいにムチで叩いた。 栗本薫『グイン・サーガ 001 豹頭の仮面』より引用
  • さらに、だれかが市の住所氏名録や電話帳を見て手当りしだいにかけている可能性もある。 パトリシア・コーンウェル『検屍官』より引用
  • が、なんと言ったかわからないうちに、私は手当りしだい、落ちているかわらを取り上げて、続けさまに妻の頭へ打ち下ろしました。 芥川龍之介『舞踏会・蜜柑』より引用
  • 翠は、部屋中のものを手当りしだいに投げつけたい衝動に駆られた。 乃南アサ『ヴァンサンカンまでに』より引用
  • こうした女性優位の職場では、男性社員は大モテで手当りしだいかというと、事情は反対である。 阿部牧郎『オフィスラブ――甘い誘惑』より引用
  • それまでの私は、ものを書くといえば、ただ手当りしだい、あることないことについて、めっぽう長い手紙を書くだけであった。 ミラー/大久保康雄訳『南回帰線(下)』より引用
  • 目的のものが見当らないもんだから、ふたりはただの物とりの仕業しわざに見せて嫌疑をそらそうと、手当りしだいの物を持って行ったんでしょう。 ドイル/鈴木幸夫訳『コナン・ドイル ホームズの回想(1)』より引用
  • かれらは何でも手当りしだい、傷付けようとするんです。 ジェイムズ・ブリッシュ『01 宇宙大作戦 No1』より引用
  • 目につくものを手当りしだいに引っつかみ、武器にして、ついに浩を部屋から追い出してしまったのである。 笹倉明『遠い国からの殺人者』より引用
  • だからといって、ニュートンが誰であろうと手当りしだいに殺したり、毎日市場でかっぱらいをしたりする権利をもっていた、ということにはなりません。 ドストエフスキー/工藤精一郎訳『罪と罰』より引用
  • 滝は業を煮やして手当りしだいにひろいあげてほっそりした裸身に投げつけた。 栗本薫『真夜中の天使5』より引用
  • 手当りしだいこんな〝縁組み〟に首を突っ込もうとしている竜馬は、いったい何を考えているのだという思いもある。 古川薫『桂小五郎(下)』より引用
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