手を握り締める

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  • その声は銀河の手を握り締め続けている老婆の発したものではなかった。 酒見賢一『後宮小説』より引用
  • タイムリミットものの映画を観ているように、手を握り締めてしまった。 北村薫『覆面作家の愛の歌』より引用
  • 彼女は何としてでも家の中に入りたくなって、掛け金のとっ手を握り締めた。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 上巻』より引用
  • 安斉が力を抜いてもしばらく麻理子はその手を握り締めたままだった。 瀬名秀明『パラサイト・イヴ』より引用
  • 横にきた鮎子が、みんなに見えない角度でそっと私の手を握り締めていた。 佐野良二『五味氏の宝物』より引用
  • 男がそっと手を伸ばし、ひざの上にあったわたしの手を握り締めた。 大石圭『檻の中の少女』より引用
  • 伊三次は自分の肩にかかったお文の冷たい手を握り締めた。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 幻の声』より引用
  • 佳代はしっかりした口調でそう言うと、ぎゅっと千鶴の手を握り締めた。 今邑彩『赤いベベ着せよ…』より引用
  • まともに父の顔が見られず、富治は膝に置いた手を握り締めてうつむいた。 熊谷達也『邂逅(かいこう)の森』より引用
  • わたしはなずなの手を握り締めながら、ギンポ君の顔を思い浮かべた。 山崎マキコ『ためらいもイエス』より引用
  • 彼女の細い手を握り締めたまま、ルドガーはいっさんに馬を走らせていった。 小川一水『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』より引用
  • よく見ると、ミシェルが葉子の手を握り締めていることに気がついた。 大崎善生『アジアンタムブルー』より引用
  • その静止したような空気の中、相田はそのきれいな手を握り締めて顔をあげた。 岩井志麻子『岡山女』より引用
  • 重い物なんか持ったこともないような指が、おれの胼胝たこだらけの手を握りめる。 喬林知『今日からマ王 第11巻 「めざせマのつく海の果て!」』より引用
  • 彼は眼を伏せ、彼が信頼している友人の手を握り締めた。 福永武彦『海市』より引用
  • その時、俺の手を握り締めていたお袋の手からも力が抜けた。 ベニー松山『風よ。龍に届いているか(上)』より引用
  • 意味もなく手を握り締める人がいるとは考えにくい。 阿智太郎『僕の血を吸わないで2』より引用
  • 汗でじっとりとれた手を握り締めて、一度神の名を唱えてから呼ばわった。 小川一水『風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記』より引用
  • 最後にぼくの手を握り締めていた指だった。 乙一『ZOO』より引用
  • だったら、とユリイカの手を握り締めるが、すぐ振りほどかれてしまう。 C★NOVELS『創刊25周年アンソロジー』より引用