手がたい

全て 形容詞
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  • それからわたしたちは、南のほうへ、ゆっくりした手がたい三日間のたびをつづけました。 ロフティング『ドリトル先生物語02巻 ドリトル先生 航海記』より引用
  • いったいぼくは、なにによらず手がたいことを心がけていましてね。 アンデルセン/山室静訳『アンデルセン童話集1』より引用
  • 真鍋警部は、いかにも捜査畑のベテランらしい手がたい言葉を吐いていた。 高木彬光『検事 霧島三郎』より引用
  • 手がたい教育を受けているらしく、つつましやかなようすであった。 カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第二巻』より引用
  • 描かれているものは、すべて手がたい実感に支えられている。 臼井吉見『大正文学史』より引用
  • ほとんど一日として、どこかのクラブでカードを手にしない日はなかったが、勝負は手がたいほうだから、いつも勝っていた。 ドイル/延原謙訳『シャーロック・ホームズの帰還』より引用
  • たすくが酒を呑み干すのと同時に、女の手がたすくの下半身にのびてきた。 光瀬龍『寛永無明剣』より引用
  • 同じサラリーマン同士の間での問題は、今後を手がたく処して行けばどうにでも乗り切れると思っている。 半村良『石の血脈』より引用
  • 対手あいてがたにとっては、合点しがたい言葉であったが、武蔵には、それなりの理由があった。 柴田錬三郎『決闘者 宮本武蔵(中)』より引用
  • 手がたく固めるということなら、冬木の性にも合いそうであった。 城山三郎『勇者は語らず』より引用
  • 仙吉の手がたみの頬で激しい音を立てた。 向田邦子『あ・うん』より引用
  • 隆々と活動するというアブノーマルなことを考えず、芸術の領野で地味に手がたく勉強して、それがいくらかの収入にもなるということはあり得るでしょうと考えますがどうでしょう。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • わたしの父親がなにをしているか、くらしはどうかとたずねられたので父親の仕事は作業衣をつくることで、この不景気にもかかわらず手がたい売れゆきをしめしていると答えてあげました。 ウェブスター/北川悌二訳『続あしながおじさん』より引用
  • 銀行は、はねヽヽ金融を保証する江坂アメリカの背後にそびえている日本の十大総合商社、手がたい商売で聞えている江坂産業に信用を置いている。 松本清張『空の城』より引用
  • 四人は笑い合い、幹事役が卓の上へ置いた茶封筒を、めいめい手がたなを切って取る。 半村良『闇の中の哄笑』より引用
  • 西郷札は素材の要意も克明な手がたい作品であったと記憶する。 吉川英治『随筆 新平家』より引用
  • 青年期に一時新興俳句に傾いたが、生涯の作風の基調は手がたい写生にあった。 大岡信『名句歌ごよみ[春]』より引用
  • ホテルの寝室係のメイドがロマンチックな空想をした何十万ポンドという額ではなくて、手がたいところ八〇〇〇ポンドという程度でしたけれども。 クリスティ/山崎昂一訳『ミス・マープルのご意見は?1』より引用
  • もうひとつ、私にとって空手がたいせつなのは、それが「蒸気を抜いて」くれるからである。 ニコル『C・W・ニコルの野性記』より引用
  • 伊東の思考は飛躍しないかわり、手がたく事実を踏んでいる。 半村良『亜空間要塞』より引用
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