所在無い

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  • その彼が気を遣い、相手をしようと近づいてきたのだから今夜の淳美はよほど所在無さ気に見えたのであろう。 林真理子『初夜』より引用
  • 期待に輝く刑事たちの顔に、警部は困ったように、所在無くまたポーズを変えた。 桜庭一樹『GOSICK 第6巻』より引用
  • 竜児は所在しょざい無く台所に立ち、しかしいつものこと、と肩をすくめた、これが日常なのだ。 竹宮ゆゆこ『とらドラ・スピンオフ3! 俺の弁当を見てくれ』より引用
  • 米国のパーティーで一人所在無さげに立っていると寂しかろうと誰からも声を掛けられるが、英国の場合では彼は孤独を愛しているのだと判断して放っておくのだという。
  • 楽しみがなく所在無さのあまり、ついつい飲むようになった。 山口瞳『江分利満氏の華麗な生活』より引用
  • 部屋の片隅で所在無さげにしているのを見ていると、このまま放り出すことにためらいを感じる。 乙一『天帝妖狐』より引用
  • 商店街のはずれまで来てしまい、所在しょざい無く人気ひとけのなくなった屋台の列を見回したそのときだ。 竹宮ゆゆこ『とらドラ・スピンオフ3! 俺の弁当を見てくれ』より引用
  • 私は所在無さに室内の空気に好奇心を覚え障子の隙間に片眼を当てて、ついふらふらと内部を覗いて了いました。 西尾正『陳情書』より引用
  • 振り返ると、アルト老を胸元むなもといたソルが、所在しょざい無さそうな顔で立っている。 枯野瑛『銀月のソルトレージュ04 扉なき仮宿』より引用
  • 昼と同じ椅子に坐り、所在無気な顔でコーヒーをすすっている署長の前まで行き、私は、腰をおろした。 矢作俊彦『リンゴォ・キッドの休日』より引用
  • 彼はルシウス・マルフォイを見つめながら、長くて細い指で所在無さげにこの生き物を撫で回した。 ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 07 ハリー・ポッターと死の秘宝 (暫定訳)』より引用
  • 特にソナタの歌謡的な美しさと、作曲家の所在無さといった心情までくみ取る指導・演奏は評判を呼んでいる。
  • 小さすぎて床に足がとどかず、小さな銀のブーツをいた足を所在無しょざいなくぶらぶらさせている。 桜庭一樹『GOSICK 第5巻』より引用
  • レスは一人残った所在無さを紛らわすために窓辺に行って、下の方に豆粒のように見える歩行者や行き交う自動車の流れを眺めていた。 中村正『元首の謀叛』より引用
  • 玖渚は食欲がないとかで、ただぼくについてきただけなので、所在無さそうにきょろきょろとしていた。 西尾維新『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』より引用
  • むしろ和正にとって手裏剣は、所在無しよざいないときの、所在無さをまぎらすための道具とでもいったほうがいいようなところがあった。 赤江瀑『八雲が殺した』より引用
  • 竜児りゅうじはうめく大河たいがのもとへ戻り、所在無くとなりに腰掛け、なんとなくだが、しかし妙に疑いなく思う。 竹宮ゆゆこ『とらドラ・スピンオフ! 第01巻 幸福の桜色トルネード』より引用
  • 所在無さの身を直に其中に横たへて、枕許の洋燈ランプの心を小さくして寝たが、何と無く寐つき兼ねた。 幸田露伴『観画談』より引用
  • キャップのなくなった水のボトルを所在無さげにつかんだまま、香子こうこは肩を落として気弱につぶやく。 竹宮ゆゆこ『ゴールデンタイム 01巻 春にしてブラックアウト』より引用
  • シリカは既にキリトの腕前の一端を見ていたが、所在無さそうに立つ黒衣の剣士は、その外見からはとてもじゃないが強そうには思えない。 九里史生『SAO Web 外伝01 黒の剣士』より引用