戦争の前途

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  • 米国や英国では戦争の前途について楽観論が多くなっているという。 伊藤整『太平洋戦争日記(二)』より引用
  • 政府が戦争の前途に関し、自信を失っていることがこの事実を裏書きしている。 山田風太郎『戦中派不戦日記』より引用
  • 太平洋方面では敗戦がつづき、国民は戦争の前途に不安を感じるようになっていた。 高木俊朗『インパール』より引用
  • だれもが、戦争の前途ぜんとに絶望的なものを感じた。 光瀬龍『紐育、宜候 SF〈太平洋戦争〉』より引用
  • 山本の死は、海軍の軍人たちにも、多くの一般国民にも、深い悲しみと、戦争の前途に対する不安とを与えた。 阿川弘之『山本五十六』より引用
  • 帝国陸軍の虎の子部隊の幹部がこんなことでよいのかと私などは、経理にいて数字を握っていただけに戦争の前途に暗澹あんたんたるものを覚えたものです。 森村誠一『新・人間の証明(上)』より引用
  • 国民は戦争の前途に対する不安の念を強めた。 角田房子『一死、大罪を謝す』より引用
  • しかし戦争の前途に確信があったわけではなく、開戦当初から、山本五十六は一年間は戦況を維持しうるが、それ以上は無理であろうと語っていたと言われる。
  • しかし生産力の弱さなどから戦争の前途に確信があったわけではなく、開戦当初から、山本五十六連合艦隊司令長官は、1年間は戦況を維持しうるが、それ以上は無理であろうと語っていたと言われ、表面的な派手な宣伝にもかかわらず、事態の認識は最初からより悲観的であった。
  • 東郷外相は、「戦争の前途を心細く感ずるの念」をおぼえた、と記述している。 児島襄『開戦前夜』より引用
  • そういう空気のなかで、私は、机を並べる同僚たちに、先の数字を挙げて、戦争の前途の悲観的見透しを話した。 五味川純平『御前会議』より引用
  • 米国のウォール街では戦争の終局が近いという観測から株価が低迷していたが、戦争の前途遼遠ということが分って、また株価が上ったという。 伊藤整『太平洋戦争日記(二)』より引用
  • 戦争の前途は暗い。 伊藤整『太平洋戦争日記(三)』より引用
  • 三月三十日、木戸は天皇から「戦争の前途、見透その他につき珍しく長時間に亙り御話」を聞いた。 勝田龍夫『重臣たちの昭和史 下』より引用
  • しかしヒトラーはバトル・オブ・ブリテンの失敗によって戦争の前途に行き詰まりを感じており、「ソ連が粉砕されれば、英国の最後の望みも打破される」とし、さらに東方生存圏の獲得のためソ連侵攻を考えるようになった。
  • 近衛は「戦争の前途を悲観」している様子で、「日米交渉の経過を追想して、いく度か平和の機会を逸して、今日にいたりたることにつき、ふかく責任を感じ居る」〈同281〉ようだった。 勝田龍夫『重臣たちの昭和史 下』より引用
  • 田村俊夫や碇義朗は、「ウェーク島の戦いでの失敗や苦闘は、この戦争の前途を暗示するものであった」とし、石橋孝夫は1942年2月のウェーク島への反撃を「戦果的に目ぼしいものはなかった」とした上で「将来への警鐘を含んでいた」とした。
  • 凄絶悲壮、実に吾人をして背に粛然、また欣然たる感動を与うるものなれど、そもそもこの将、体当り戦法をとりてこの戦争の前途に微光を認むるや否や。 山田風太郎『戦中派不戦日記』より引用