憤る

全て 動詞
353 の用例 (0.00 秒)
  • 門田がむつとして悦子に近よると、彼女は小さな本から眼を上げていった。 松本清張『黒の回廊』より引用
  • 大裂は部下の一人が死亡した憤りで重傷の旅人の口を割らせようとした。 黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 4 東征の巻(上)』より引用
  • しかし彼を利用した祭司のをさたちの冷笑もやはり彼をいきどほらせたであらう。 芥川竜之介『西方の人』より引用
  • 思い出すのもいきどおろしい体験と知って、私は身の引きしまる思いであった。 三浦綾子『銃口』より引用
  • 時代に憤つてゐても氏にはもう一つ、信ずべき時代の像があつたのでした。
  • 母の信じられないようなそのことばに、茂央はかつてない憤りを感じた。 山田悠介『パズル』より引用
  • 頭の中を占めるのは、自分が何に憤っていたのかという事だけだった。 奈須きのこ『Fate/stay night セイバー Fate TrueEnd 夢の続き』より引用
  • どうしたらそのようなことの許可が出せるのかと、いきどおりの声が返ってきた。 時雨沢恵一『キノの旅 第07巻』より引用
  • 慎二は、誰にも告げようのない憤りを、毎日心の中に沈澱ちんでんさせていった。 三浦綾子『病めるときも』より引用
  • すべてはあの茶色の髪の男のせいだと、青木は憤りを胸の中でたぎらせた。 貫井徳郎『天使の屍』より引用
  • いつまでそんな廻りくどいことを言ってるんだ、聞いてても小憤こじれってえ。 小栗風葉『世間師』より引用
  • だが、この時彼の心を支配したものは、悲しみでも憤りでもなかった。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • そんなことが許されていいものかと、若い徹は憤りを感じたのだった。 三浦綾子『続・氷点』より引用
  • そうして質問に答えているうちに、僕はまた理不尽な憤りに襲われていた。 乾くるみ『リピート』より引用
  • 驚きと衝撃が去ると、さすがに彼らも国王に対する不満と憤りを口にした。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第06巻 「獅子の胎動」』より引用
  • 民衆の憤りが、いつの間にか私の心にも火をつけていたようだった。 石川達三『充たされた生活』より引用
  • だったらまだ、憤りだろうと自分に感情を向けてくれたほうがいい。 谷瑞恵『伯爵と妖精 第16巻 誓いのキスを夜明けまでに』より引用
  • 一同はおこったように吐き出すと、またそれぞれの仕事に熱中しはじめた。 横溝正史『悪魔の家』より引用
  • 父が、なんとみっともないことをするのだと憤っていても不思議ではない。 わかつきひかる『ふたかた』より引用
  • 糸を絶られて芸の情熱を遮断されてしまったあの憤らしさはよくわかる。 正岡容『寄席行灯』より引用
  • 次へ »

憤る の使われ方