憤る

全て 動詞
353 の用例 (0.01 秒)
  • 私は憤りの手紙を人に贈つた経験は二十代のはぢめに一度だけであつた。 牧野信一『疑惑の城』より引用
  • おまえが仕方ないと言うならば、おれはかれらのためにも憤らなければ。 三浦真奈美『風のケアル 第2巻 波濤立つ都』より引用
  • こうしたありさまをながめていると、王虎は憤らずにはいられなかった。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(2部)』より引用
  • 聞きようによっては、憤りに震えていると思えなくもありませんでした。 横溝正史『誘蛾燈』より引用
  • 私たちはそれに対してはたしてどのような憤りを感じているであろうか。 宮本百合子『個性というもの』より引用
  • 狭い町の取沙汰が思ひやられ、少年は眼の色かへていきどうつてゐるのだつた。 小寺菊子『父の帰宅』より引用
  • 下町は急に新聞を机の上に置くと、おこったように言って階段へ向かった。 半村良『下町探偵局PART1』より引用
  • 怖いのと憤りのために、その声はいやが上にも高く大きくなるのである。 佐藤愛子『冥途のお客』より引用
  • しかし彼を利用した祭司のおさたちの冷淡もやはり彼をいきどおらせたであろう。 芥川龍之介『或阿呆の一生・侏儒の言葉』より引用
  • 彼が視界に入れば、リディアのいきどおりはわけもわからず頂点に達していた。 谷瑞恵『伯爵と妖精 第11巻 花嫁修業は薔薇迷宮で』より引用
  • 笑ふことも憤ることも出来ない穴の中に封じ込まれて行くばかりだつた。 牧野信一『鏡地獄』より引用
  • それから、夫人は恨むというよりは抗議するようないきどおりをみせて叫んだ。 コンラッド/井内雄四郎訳『密偵』より引用
  • それ故あの罵りに対しての憤りはより強く深くなるばかりなのであった。 宮本百合子『貧しき人々の群』より引用
  • さすがにその場では黙っていたものの、かなりの憤りを感じたようだ。 海月ルイ『プルミン』より引用
  • しかしそんなことをどうして今、いきどおっている目の前の男に言えるだろうか。 林真理子『不機嫌な果実』より引用
  • 二人の大人が云うことに耳を貸さず、むっとした憤りを示して動かない。 宮本百合子『粗末な花束』より引用
  • ただゲームをやっているだけで人格を否定されることに憤りを感じた。 乙一『ZOO』より引用
  • パーンは彼がひとりでげてきたことをかなりいきどおっている様子だった。 水野良『ロードス島戦記 4 火竜山の魔竜(下)』より引用
  • 悲しみを、心の底の憤りを、なんらかの形で爆発させたかったのである。 半藤一利『日本のいちばん長い日』より引用
  • 竹内に違いない、そう思うと彼は一種の不安と憤りとを禁じ得なかった。 豊島与志雄『反抗』より引用
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憤る の使われ方