憎らしい

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  • 今度の奥さんがこんな趣味をもっているのかと思うと、すこし憎らしい。 石川達三『充たされた生活』より引用
  • 現在私がかうして今死なうとしてゐてさへ誰も憎らしい人はないのです。 伊藤野枝『遺書の一部より』より引用
  • 出て来てからそのときの話をきくと、まあ何と憎らしいことでしょう! 宮本百合子『逆襲をもって私は戦います』より引用
  • 馬鹿なことを言ってしまったと思い、そのためにヒスイが憎らしかった。 グィン『ゲド戦記1 影との戦い』より引用
  • にくらしいほど物分かりの良い大人の顔で、警官は真九郎の肩を手で叩く。 片山憲太郎『紅 第03巻 ~醜悪祭~ (上)』より引用
  • この男ほど私が生涯で憎らしく思った奴はおそらく一人もあるまい。 ドストエフスキー/中村融訳『地下生活者の手記』より引用
  • おれは生まれてから三桁の数字がこれほど憎らしく見えたことはなかった。 石田衣良『波のうえの魔術師』より引用
  • 運転してた若い男は、かすり傷程度でピンピンしてたのが憎らしくてね。 米原万里『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』より引用
  • あの料理店とうぐいすがわたしには倍も憎らしいものになったからだ。 ドストエフスキー/工藤精一郎訳『未成年(上)』より引用
  • そういうところが、親からすると憎らしいくらいに見えるんだそうだ。 山口瞳『人殺し(上)』より引用
  • そしてこの友人等の敵になる石川県人が訳もなく憎らしくなった。 大杉栄『自叙伝』より引用
  • そうしてしまいには殺してしまいたいくらい憎らしくなって来るんです。 夢野久作『狂人は笑う』より引用
  • お前はもう死んでるのよ、そう、学校の生活なんて、憎らしい日なんて。 ウルフ/鈴木幸夫訳『波』より引用
  • それをいいことにして、気まま勝手な生活を始めてしまった夫が憎らしい。 阿刀田高『空想列車(上)』より引用
  • その敵を相手に商売をして、憎らしい人たちからお金をむしりとってやる。 吉村達也『観音信仰殺人事件』より引用
  • それまで憎らしいほど泰然としていた若者は、はじめて動揺の色をみせた。 陳舜臣『秘本三国志 04 (四)』より引用
  • 私はあなたのその取り澄したみたいな顔つきが憎らしくて仕様が無いんです。 太宰治『お伽草紙』より引用
  • この憎らしい女には、幾人か味方がいるという可能性は大いにある。 モーム/田中西二郎訳『幸福』より引用
  • けど、そんな平和で単純なあの子が、自分は憎らしくもあったのです。 野村美月『文学少女シリーズ01 “文学少女”と死にたがりの道化』より引用
  • 賢そうに不動の陀羅尼だらにを読んで印を組んでいるようなのも憎らしいがね。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
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