憎むべし

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  • 金がないものですから私は憎むべき田舎にしばりつけられていたのです。 ツルゲーネフ/佐々木彰訳『猟人日記(下)』より引用
  • 僞善の特に憎むべきはその矛盾が詐欺によつて成立してゐるからである。 阿部次郎『三太郎の日記 第三』より引用
  • しかも、彼を信頼していた老婦人を殺害したという憎むべき殺人であった。 クリスティ/清水俊二訳『そして誰もいなくなった』より引用
  • 一度でもこのくらい憎むべき言葉が、人間の口を出たことがあろうか? 芥川龍之介『藪の中・将軍』より引用
  • 憎むべき犯罪者を目の前にして、どうして相手のことなど考えるのだろう。 谷瑞恵『伯爵と妖精 第01巻 あいつは優雅な大悪党』より引用
  • 人の宿命の悲しさに思いいたれば、憎むべきなにものもあるはずはない。 坂口安吾『帝銀事件を論ず』より引用
  • ところが端敵になると、それはそれはいろいろな憎むべきことをする。 折口信夫『役者の一生』より引用
  • 神の目から見たら、その心がまづ第一に憎むべきものであつたかもしれぬ。 永畑道子『恋の華・白蓮事件』より引用
  • 最終的に両足を轢き潰してしまったトラックの運転手を憎むべきなのか。 綾辻行人『どんどん橋、落ちた』より引用
  • 一度でもこのくらい憎むべき言葉が、人間の口を出た事があろうか? 芥川竜之介『藪の中』より引用
  • 総一郎が憎むべき人間の手に捕まったのは、おそらくそれが理由である。 森見登美彦『有頂天家族』より引用
  • 私がかような不幸な目にあう原因を持って居るこそむしろ憎むべきである。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • あなたの会社のこの頃のシンジケートの発展は、むしろ憎むべき存在だよ。 横光利一『上海』より引用
  • 私がかような不幸な目に遇う原因を持っているこそむしろ憎むべきである。 河口慧海『チベット旅行記(上)』より引用
  • そんなことよりももっと憎むべき罪を、おまえさんは犯しているのである。 ハーン/斎藤正二訳『怪談(完訳)』より引用
  • 宇宙海賊は宇宙に進出した人類にとって最大の憎むべき敵であった。 高千穂遙『クラッシャージョウシリーズ02 撃滅!宇宙海賊の罠』より引用
  • 女王たちの手前であろうと、憎むべき人間を見逃みのがすわけにはいかない。 流星香『プラパ・ゼータ 2 天空の魔法陣』より引用
  • 彼は、裏切者の憎むべき計画をあばいているその密書を読んでしまった。 ヴェルヌ/江口清訳『皇帝の密使(下)』より引用
  • かく言ったからとて僕はにくむべき意味における個人主義を唱えるものではない。 新渡戸稲造『自警録』より引用
  • 彼の眼に見えるものは憎むべき圧制者ではなく、一個の人間なのだ。 アンブラー/田村隆一訳『あるスパイの墓碑銘』より引用