憂うべきもの

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  • 台湾や香港でも西洋文化の影響を受け、七夕の状況は憂うべきものである。
  • アフリカのこの地帯のながめは、憂うべきものがあった。 ヴェルヌ/江口清訳『気球旅行の五週間』より引用
  • しかりといえども、その消極を想像してこれをうれうれば、また憂うべきものなきに非ず。 福沢諭吉『旧藩情』より引用
  • 呉の水軍を統率していた甘寧は建業を立ってくる時から体がほんとでなかったので冬に入ってはいよいよ持病に悩み、味方の頽勢たいせいすこぶるうれうべきものがあったが、ぜひなく陸上軍の退却とともに、彼も江岸を馬に乗って落ちて行った。 吉川英治『三国志』より引用
  • いわんや晩年数次にわたる北魏ほくぎ進撃と祁山きざん滞陣中の労苦とは、外敵の強大なばかりでなく、絶えず蜀自体の内にさまざまな憂うべきものが蔵されておったような危機に於てをやである。 吉川英治『三国志』より引用
  • 優善は渋江一族の例を破って、わこうして烟草タバコみ、好んで紛華奢靡ふんかしゃびの地に足をれ、とかく市井のいきな事、しゃれた事にかたぶきやすく、当時早く既に前途のために憂うべきものがあった。 森鴎外『渋江抽斎』より引用