憂い

全て 名詞 動詞 形容詞
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  • 橋を渡った後は、しで原憂い橋を経てダム建設前からの現道に接続する。
  • 彼はほとんど憂いに沈んでいるかのように、右手を見ながら歩いていた。 ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(上)』より引用
  • 見えぬのは目ばかりでなく、心もうれいの雲にとじられているのであろう。 吉川英治『神州天馬侠(二)』より引用
  • 叔父叔母おじおばの顔を見てもこれといってうれいにとざされた様子は見えなかった。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • これならどこからも干渉のきたうれいはあるまい、と安んじたのでしょう。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • やや憂いを含んだ表情で目を閉じ、両手を祈るように前で合わせている。 今邑彩『双頭の蛇(「蛇神」シリーズ第3巻)』より引用
  • 初めのうち、憂夜さんと男の子たちのあまりのギャップに不安を抱いた。 加藤実秋『インディゴの夜 全4話』より引用
  • いつまでこのような状態がつづくのかわからないだけに憂ウツであった。 原民喜『ガリバー旅行記』より引用
  • だがこの治療法は、前述したように、ますます彼を憂欝にしたのだった。 アレクサンドル・デュマ/江口清訳『三銃士(中)』より引用
  • それは春らしい今朝の出来事が、そのひとの心を憂はしくしたのである。 萩原朔太郎『月に吠える』より引用
  • あそかとは無憂華と書き、仏教三大聖樹の一である無憂樹のことを指す。
  • 憂いを共にしている一団ながらも、その中から急に寛いだ笑いが立った。 横光利一『旅愁』より引用
  • おかげで私は外出のたびごとに、ずいぶん暗い憂欝な気持にさせられた。 太宰治『畜犬談』より引用
  • 何事もなかったような、憂いに満ちた表情を、白い指が引きたてていた。 菊地秀行『妖戦地帯2 淫囚篇』より引用
  • その紫のいろが、またしても夫の憂いの種になろうとは思わなかった。 岡本かの子『明暗』より引用
  • 十代二十代と、ひとは年を重ねて、世に生きる悩みや憂いを深めてゆく。 田中澄江『新・花の百名山』より引用
  • 濃い眉の下に、少年のように澄んだ目が、憂いを帯びて見開かれていた。 三浦綾子『細川ガラシャ夫人』より引用
  • 私のうれいは、佐藤さとう聖という人間を見くびった行為の上に成り立っていた。 今野緒雪『マリア様がみてる 08 いとしき歳月(後編)』より引用
  • 兄は僕がいるので、母の為に後顧の憂いがなく、浪人生活を続けていた。 豊田穣『革命家・北一輝』より引用
  • されども何処どこともなく此館このやかたうち憂事うれひごとつつまれてやう気配けはいがしてゐる。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 54 20080623』より引用
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