慰める

全て 動詞
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  • 妻は石に同情しながら慰めるわけにも行かない変な気持でいるらしかった。 志賀直哉『小僧の神様・城の崎にて』より引用
  • みんな自分の涙で精一杯で、誰かの肩を抱いて慰める余裕すらなかった。 池上永一『レキオス』より引用
  • それから今度は有本が何かもにやもにや云っておれを慰めるやうにした。 宮沢賢治『あけがた』より引用
  • お長を慰めるつもりだろう、佐七はいつになく大声でこんなことをいう。 横溝正史『人形佐七捕物帳 05』より引用
  • ありきたりの言葉で、彼女を慰めることはできないと思ったからでもある。 梶山季之『族譜・李朝残影』より引用
  • 夫人は王虎ワンホウからの手紙をすでに読んでいたので、慰めるように言った。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(3部)』より引用
  • 手術を怖がって泣く私をなぐさめるために声をかけ、姉妹スールの約束をしたのだ。 今野緒雪『マリア様がみてる 16 バラエティギフト』より引用
  • あとからいくことになっている夫人が、大統領の背中を軽く叩いて慰める。 片岡義男『日本語の外へ(上)』より引用
  • そこまで考えるのは、あまりに考えすぎだと友人たちは慰めるのだが。 クリスティ/深町眞理子訳『クリスティの六個の脳髄』より引用
  • 横渡は慰めるように言ったが、棟居以上に気落ちしているのがわかった。 森村誠一『人間の証明』より引用
  • よく事情も知らないし、変に慰めるのもちょっと微妙かもしれないし。 むぅ『「花火」 ~いつか果たされる約束~』より引用
  • もしそうなったら、何と言って慰めるべきか、さんざん考えてきたのだ。 井沢元彦『日本史の叛逆者 私説・壬申の乱』より引用
  • 秀麗には、ただ劉輝の心をなぐさめるためだけに生きることはできなかった。 雪乃紗衣『彩雲国物語 01 はじまりの風は紅く』より引用
  • そうしてぼくを慰めるためなら、どんなことでもしようと思っていた。 ラディゲ/江口清訳『肉体の悪魔』より引用
  • 来世の幸福を仮定して現実のつまらなさを慰めるのは一つの宗教である。 西脇順三郎『PROFANUS』より引用
  • 江戸の下町両国で、雨で泣いているさぶの姿を見た栄二はさぶを慰める。
  • 慰めるつもりで吐かれた言葉だったろうが、ツムラは怒りに唇をかんだ。 帚木蓬生『受精』より引用
  • 彼は彼女がただ自分を慰める新らしい方法を用いだしただけだと気がついたのだ。 横光利一『上海』より引用
  • 潤一郎が無言のまま、慰めるように彼女の腕においた手に力をこめた。 森瑤子『風物語』より引用
  • 何と言って慰めるべきなのか、適当な言葉を見つけることができなかった。 佐竹一彦『警視庁公安部』より引用
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