慕う

全て 動詞
996 の用例 (0.01 秒)
  • 今は、二人の女のお子は母君ははぎみのあとをしたって、次々に世をさられました。 長谷川時雨『大塚楠緒子』より引用
  • あたしをしたっているどこかの人からでももらったのかもしれなくってよ。 イプセン/矢崎源九郎訳『人形の家』より引用
  • 十番高校では陸上部に所属しており、後輩の女子たちから慕われていた。
  • 口にこそ出さね、どのように深く深く、あの人を慕っておりましたろう。 横溝正史『花髑髏』より引用
  • だからぼくの両親は、それらの子たちには、親のごとく慕われたらしい。 吉川英治『忘れ残りの記』より引用
  • これは彼がいかに村民に慕われていたかということを示す逸話と言える。
  • この王さまはひと目見たとたんにお慕いせずにいられない気持にさせる。 カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第二巻』より引用
  • 自分を兄のように慕っていたという母親の言葉は本当だったのかも知れない。 高橋克彦『だましゑ歌麿』より引用
  • 未練がましくしたっているのではなく、習慣しゅうかんを変えていないだけのことだ。 賀東招二『フルメタル・パニック!10 せまるニック・オブ・タイム』より引用
  • それにしては彼等が私を信じ私を敬い私を慕うこの感情をどうしよう? 国枝史郎『正雪の遺書』より引用
  • ついこの前まで盲目的に慕ってくれていた若者が、今は私を脅していた。 坂東眞砂子『旅涯ての地(上)』より引用
  • わたしはどのくらい夢のうちにも、あの男の姿をしたっていたでしょう。 芥川龍之介『トロッコ・一塊の土』より引用
  • 小鹿が一匹、三人のあとを慕って首をふりふり土間の中まで入って来る。 半村良『産霊山秘録 上の巻』より引用
  • 四十年以前の過去を慕って、無数の詠嘆がもやのように垂れこめていた。 城山三郎『鼠 ─鈴木商店焼打ち事件─』より引用
  • 景博のあとを追い慕って、ここまで追ってきた自分たちではなかったか。 杉本苑子『胸に棲む鬼』より引用
  • 後半生は遠州流の茶道教授として多くの弟子に慕われる存在であった。
  • おそらく米友を送るべくそのあとを慕って行ったものと思われます。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • わたしがあのかたをこれほどまでにお慕い申しあげたこともなかったのだ。 シャーロット・ブロンテ/大井浩二訳『ジェイン・エア(下)』より引用
  • 私の所によく遊びに来、私が特に何もしてやれないのに慕っていてくれる。 伊藤整『太平洋戦争日記(三)』より引用
  • 雨は降ってはいないが、濡れた空気が慕いよるように家の中へ入ってきた。 吉田知子『無明長夜』より引用
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