慌てる

全て 動詞
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  • その時私は誰かの小さな影が廊下のかどを慌てて横ぎったように思った。 金史良『光の中に』より引用
  • その足で彼は慌てて崩れかかりそうなくぐり門を抜けて庭を飛び出した。 金史良『天馬』より引用
  • しかし、慌てて視線を戻し、顔を見たときにはまったく変化がなかった。 森博嗣『G 02 θは遊んでくれたよ』より引用
  • ふいにはっきりした言葉が耳もとでし、青年は慌ててあたりを見廻した。 中井英夫『とらんぷ譚』より引用
  • おみつにあんなことがあったもんだから大慌てで決めちまったんですよ。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 紫紺のつばめ』より引用
  • 慌てて戻って来た母は、やみにおびえて泣いていた私を抱きしめてくれた。 森村誠一『自選恐怖小説集 人間溶解』より引用
  • 二人は慌ててそこらの薄を折り取って、ひとたばずつ手に持って帰った。 岡本綺堂『玉藻の前』より引用
  • 慌てて受話器をズック鞄の中へ返したが、その眼は好奇心に輝いていた。 夢野久作『人間レコード』より引用
  • そして言われてみれば、普通ふつうに知り合いなのだからあわてる方が変なのだ。 新井輝『ROOM NO.1301 10』より引用
  • すっかり慌ててしまって、しばらくは身動きすることさえできなかった。 フリーマン・リチャード オースティン『予謀殺人』より引用
  • 慌てて背を向けた鷲士の後ろで、美沙は手桶ておけを使って何回か湯を浴びた。 伊達将範『DADDYFACE』より引用
  • 女が小さなものを男に渡し男は慌ててそれをポケットへしまった。 平岩弓枝『黒い扇』より引用
  • 神名はあわてて地面をたたいてみたり、周りに何かないかと探し始めた。 花鳳神也『死神とチョコレート・パフェ 3』より引用
  • もしおふくろと同様に事故に遭って死んだときには相当に慌てるだろう。 高橋克彦『幻少女』より引用
  • そしてあわてたように 「帰っておいでなしたぞな」と家へ言い入れた。 梶井基次郎『城のある町にて』より引用
  • そんな挨拶があると思っていなかった一年生は、慌てて頭を下げた。 藤谷治『船に乗れ!Ⅰ 合奏と協奏』より引用
  • 見てはいけないものを見た、という顔になってあわてて前に向きなおる。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅵ』より引用
  • わたしは慌てて土間を飛び出して、山から下りて来たのでございます。 室生犀星『あじゃり』より引用
  • 言ったマージョリーとマルコシアスに、少年はあわてて手を振って見せた。 高橋弥七郎『灼眼のシャナ S』より引用
  • と慌てて片足を挙げたと思うと、下して片足をまた上げたり、下げたり。 泉鏡花『みさごの鮨』より引用
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