慌てて拾い上げる

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  • あわてて拾い上げると、花束の真中の大きな白菊の花が、ポロリと落ちていた。 林望『テーブルの雲』より引用
  • 静かに二人のやりとりを聞いていた影月は、差し出そうとした三人ぶんのはしを落とし、あわてて拾い上げて手巾てぬぐいでぬぐった。 雪乃紗衣『彩雲国物語 03 花は紫宮に咲く』より引用
  • 北村は突然に方向転換、ドミノ状態で倒れたロッカーの裏に落ちていたとおぼしき黒い財布を慌てて拾い上げる。 竹宮ゆゆこ『とらドラ・スピンオフ! 第01巻 幸福の桜色トルネード』より引用
  • その度に箸は落ちて、また慌てて拾い上げる。 奈須きのこ『Fate/stay night 桜 Heavens Feel NormalEnd 櫻の夢』より引用
  • どうやら通話の着信らしいと気づいて慌てて拾い上げると、モニタには「小佐内おさないゆき携帯電話」と表示されていた。 米澤穂信『夏期限定トロピカルパフェ事件』より引用
  • あわてて拾い上げると、花束の中央の大きな白菊の花が、首のところでぼっきりと折れて、かなしく道の上に転がっていた。 林望『書薮巡歴』より引用
  • 取ってつけたようにいうと梓沢と、異様な風貌のジャグルヤ、そして茫洋ぼうようとした表情の裸の女を見くらべた男は、取り落としたカバンを慌てて拾い上げると、そのまま逃げるようにして去っていった。 嬉野秋彦『メフィストの魔弾』より引用
  • それをあわてて拾い上げ、清美はひそかに首を傾げた。 加門七海『203号室』より引用
  • こわれた時計を慌てて拾い上げた相手を顧みて、不敵な彼は、それだから申さぬ事ではない、某は手先きがいたって不器用だと、な、と言い放って、後も見ずに去ったそうである。 ボーマルシェ/辰野隆訳『フィガロの結婚』より引用
  • が、あわてて拾い上げると、口絵に飾られている照宮成子内親王の匂やかなお写真だけを切り抜き、また投げ捨てた。 酒井美意子『ある華族の昭和史』より引用