愉しい

全て 形容詞
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  • 感情を抑え、その抑えている苦痛をどこかで愉しんでいるようであった。 松本清張『虚線の下絵』より引用
  • それが夏の読書の愉しみを忘れさせた一番大きな原因なのかもしれない。 福永武彦『第三随筆集 枕頭の書』より引用
  • 小さな唇のあいだからきれいに揃った白い歯が愉しそうにのぞいていた。 村上春樹『1Q84 BOOK3』より引用
  • 春の日光が河にはねて、その日の河渡りはむしろたのしげな風景にみえた。 山田風太郎『忍法鞘飛脚』より引用
  • 自分の生涯は、自分を助けてたのしくしてくれるあなたとともにありたい。 ストーカー/平井呈一訳『吸血鬼ドラキュラ』より引用
  • 偶然降り立った未知の町を歩いているということが、彼を愉しくさせた。 神吉拓郎『私生活』より引用
  • 子供じゃあるまいし、私たちは外国をできるだけ愉しみにきたのですわ。 松本清張『黒の回廊』より引用
  • いつ陽の目をみるか判らない小説をコツコツ書くのが愉しみなんですよ。 梶山季之『現代悪女伝・欲望の罠』より引用
  • だが実は、そのホテルこそ大門の秘密の愉しみの舞台だったようである。 半村良『魔女街』より引用
  • 持って寝て、寝ながら愉しげに蘭燈らんとうの明りで中を調べ初めたものである。 吉川英治『新・水滸伝(二)』より引用
  • そしてその僅かな時間が、私の一日の中で最も愉しい時間なのでした。 蘭郁二郎『歪んだ夢』より引用
  • でもあたし、あとから思い出して愉しいために、今日来たのじゃないわ。 福永武彦『海市』より引用
  • しかし私は何かの余韻を愉しむかのようにそのままじっと動かなかった。 外村繁『日を愛しむ』より引用
  • この女は、肉を切り刻むのが愉しくて、客の声も耳に入らないのだった。 菊地秀行『トレジャー・ハンター14 エイリアン魔神国 完結篇2』より引用
  • と、共に酔歩をたのしんで行く影を眼のまえに見て少なからず驚いたのだ。 吉川英治『私本太平記』より引用
  • ところがこの静かな美しい顔は、決してたのしそうな様子をしていないのだ。 ヘッセ/芳賀檀訳『漂泊の人(クヌルプ)』より引用
  • しかしそれにしては曾祖父は女との暮らしを愉しみすぎたようだった。 川上弘美『蛇を踏む』より引用
  • 生活というのは、意識的に愉しくしようと思えばいくらでも愉しくなる。 福永武彦『第一随筆集 別れの歌』より引用
  • そして、もちろん僕自身でそれを愉しんだのはいうまでもありません。 ヘッセ/芳賀檀訳『漂泊の人(クヌルプ)』より引用
  • 川野さんは他人の家庭を回って来た女だけに、さまざまな推測を愉しむ。 松本清張『絢爛たる流離』より引用
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