惨い

全て 形容詞
145 の用例 (0.01 秒)
  • それからはどんな痛惨な声で起っても私はおどろかないことにしている。 開高健『青い月曜日』より引用
  • そのときは、よもやこんなむごたらしいことになろうとは思いませんでした。 海野十三『赤外線男』より引用
  • その顔色は惨として、いかにも危難がその身に迫っているらしく見えた。 岡本綺堂『中国怪奇小説集』より引用
  • 世の中にこれほど惨酷ざんこくな他殺方法を考え出した男が他にありましょうか。 海野十三『赤耀館事件の真相』より引用
  • さんとして一語もなく、そのなりゆきを気遣って泣くものさえありません。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 結果的には、羅旋ですらまんまと乗せられて、惨い戦をさせられたのだ。 井上祐美子『五王戦国志8 天壌篇』より引用
  • 高校生活のラストシーン直前に用意されていた、このむごすぎる抹殺劇まっさつげきを。 竹宮ゆゆこ『ゴールデンタイム 02巻 答えはYES』より引用
  • それは惨酷ざんこくな気がすると同時に美しい気がするのにも違いなかった。 芥川竜之介『彼 第二』より引用
  • 彼らの惨い姿は、一瞬見ただけでもう眼に焼きついてしまっている。 竜騎士07『うみねこのなく頃に Episode 1 The Legend of the Golden Witch [A3879D13]』より引用
  • それを聞いたとき、惨いことだ、と思った自分を、博史は記憶している。 小野不由美『黒祠の島』より引用
  • そして、惨たる血光けつこうの空を、その影は真一文字に南へけ去っていった。 山田風太郎『信玄忍法帖』より引用
  • 私はさっき、私の苦痛は突然の惨酷な失望のそれだったのだと考えた。 ベルナノス『田舎司祭の日記』より引用
  • 肌には惨い傷が縦横に走り、折れた刃が体に突き刺さったままの者も多い。 九里史生『SAO Web 0407 第八章02』より引用
  • 小松原が率いた部隊の惨たる状況は、その日記によって知ることができる。 半藤一利『ノモンハンの夏』より引用
  • それがさんとして、そそけ立つかに見えるほど、憂悶ゆうもんの陰がその姿に濃い。 吉川英治『新書太閤記(七)』より引用
  • 士羽の声は、とても本人のものとは思えぬほどにむごくかすれていた。 井上祐美子『五王戦国志2 落暉篇』より引用
  • 一夜の中に此の二人の生命がむごたらしく失われてしまったのです。 浜尾四郎『彼が殺したか』より引用
  • 仁王立ちのまま動かなくなっても、誰も不思議に思わぬ惨たる姿だ。 菊地秀行『吸血鬼ハンター09d D-蒼白き堕天使4』より引用
  • そして、俺を出迎えたのは想像を上回るほどに惨 たらしい光景だった。 奈須きのこ『歌月十夜 44 直死館殺人事件』より引用
  • およそ自分の運命の末を恐がるその恐れほど惨痛さんつうのものがあろうか。 国木田独歩『まぼろし』より引用
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