惣じて

全て 副詞
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  • 大軍の総大将討たるるは、そうじて敗軍の中にあり士卒しそつ離れたるの時なり。 東郷隆『(定吉七番シリーズ 3) 角のロワイヤル』より引用
  • 私の家に関する私の記憶は、そうじてこういう風にひなびている。 夏目漱石『硝子戸の中』より引用
  • 通判官は上がってきた案件を通しで決裁し、最終的に長官が惣じて決裁を行うこととされていた。
  • 「惣じて学問の道は、文章の外これなく候」と徂徠はいう。 唐木順三『無用者の系譜』より引用
  • 当時のある僧の日記に、「京中人民餓死輩は、毎日五百人、あるいは三百人、あるいは六、七百人、そうじてその数を知らず」とあるが、京の餓死者の数は八万二千人に及んだといわれる。 山田風太郎『室町少年倶楽部』より引用
  • この日城攻め合戦剛猛の事にし、そうじて万事大吉なりとあるは、その猪突の勇に因んだものだ。 南方熊楠『十二支考』より引用
  • 真剣の仕合十九ヶ度、軍の場を踏むこと三十七ヶ度、一度も不覚を取らず、木刀等の打合、惣じて数百度に及ぶといへども、切疵、突疵を一ヶ所も被らず。
  • 雲陽軍実記には「惣じて尼子旗下にて禄の第一は白鹿、第二は三沢、第三は三刀屋、第四は赤穴、第五は牛尾、 第六は高瀬、第七は神西、第八は熊野、第九は真木、第十は大西なり、これを出雲一国の十旗と云ふ」と記されている。
  • 惣じて家内の諸器物ともに美をつくせり。 大宅壮一『炎は流れる2 明治と昭和の谷間』より引用
  • そうじてかかる場合、たといそれがしが其家譜代の郎党であって、忠義かねて知られたものにせよ、斯様の事を迂闊うかつに云出さば、却って逆に不埒者ふらちものに取って落され、辛き目に逢うは知れた事、世上に其ためしいくらも有り。 幸田露伴『雪たたき』より引用
  • 惣じて土佐より出候ものハいづくニても皆大将致し又戦ニも一ばんつよく、よくうち死致し候ものおふく、あハれ今、土佐の政をつがふよく致候時ハ、天下ニ横行の国と申され候べく。 坂本竜馬『続 手紙』より引用