惜しくもない

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  • が、取るものは十分取ったのだし、考えてみれば、惜しくもないおせい様なのだ。 林不忘『巷説享保図絵』より引用
  • 小一年にもなる女だから、それ位のことは惜しくもないさ、惜しくつともまあ惜しくないつてことにしておくさ。 平出修『二黒の巳』より引用
  • 今夜は、いよいよ、ひと思いに、惜しくもないからだを投げ出す決心をしました。 岸田国士『光は影を』より引用
  • 惜しくもない私の命が祈りとか、願とかの力でさすがに引きとめられていることは苦痛なものですから、自身から早くなるのを望むようにもなって変なものですよ。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 銀貨千枚とならばしくもないと思ったからじゃろう? 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅲ』より引用
  • 金はたった二分残っていたのだから、それらはさほど惜しくもないが、この懐中には実印が入っていた。 内藤鳴雪『鳴雪自叙伝』より引用
  • 二度も死にそこなった命ならもうあまり惜しくもないから武漢に突入する原隊に遅れたくないと彼は思っていた。 石川達三『武 漢 作 戦』より引用
  • 本質に間違いはないが、整理が下手にされているし、その整理の下手さは何かしら、客観性の不足が私としては感じられ、あの節出なくて惜しくもないという気がしました。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 惜しくもない命なのに、長生きしたいなどと考えていやがる。 筒井康隆『『筒井康隆100円文庫全セット』』より引用
  • たとえ失われても惜しくもない。 神谷美恵子『神谷美恵子日記』より引用
  • ともかく、別にクビになったって、朱子としては一向にしくもないのだ。 赤川次郎『殺人はそよ風のように』より引用
  • お二人は、 「そんなものはしくもないけれど、いったいおまえは何者だ」とおたしなめになりました。 鈴木三重吉『古事記物語』より引用
  • 規則だから警察へ届けることは届けたが、実はだいぶ古い時計なので、取られてもそれほど惜しくもないぐらいにあきらめていたら、昨日になって、突然差出人の不明な小包が着いて、その中にちゃんと自分のなくしたのがくるんであったんだという。 夏目漱石『門』より引用
  • 冷酷なくせに、ただ打算的な考えから、夫人はわたくしの看病をし、惜しくもない命を取りとめてくれました。 クレランド/江藤潔訳『ファーニィ・ヒル』より引用
  • さして惜しくもないといった表情で続けた。 押井守『Avalon 灰色の貴婦人』より引用
  • 規則だから警察へ届ける事は届けたが、実はだいぶ古い時計なので、取られてもそれほど惜しくもないぐらいにあきらめていたら、昨日きのうになって、突然差出人の不明な小包が着いて、その中にちゃんと自分のくしたのがくるんであったんだと云う。 夏目漱石『門』より引用
  • 惜しくもない身を、祈祷やがんで引きとめられるのも苦しくて、もう、早く死んでしまえばいい、と思ったりする。 田辺聖子『新源氏物語』より引用
  • その時にお二人の王子が、「乾飯は惜しくもないが、お前は誰だ」と仰せになると、「わたしは山城の豚飼ぶたかいです」と申しました。 稗田阿礼『古事記』より引用
  • 「そりゃ、もともと使ってない別荘なんだから、しくもないけど、やっぱり父ゆかりの土地だしねえ」浪美子はまゆを寄せる。 服部真澄『清談 佛々堂先生 わらしべ長者、あるいは恋』より引用
  • 悲しくもなければ惜しくもない。 池上永一『テンペスト2 花風の巻』より引用
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