悪賢い

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  • あれだけ恋にかけては悪賢くて敏感な女たちがわからないはずはないのだ。 林真理子『ルンルンを買っておうちに帰ろう』より引用
  • 「たぶん急に気分が悪くなったんだろうな」と、給仕頭が悪賢く尋ねた。 カフカ/谷友幸訳『アメリカ』より引用
  • あなたは物を隠そうと思ったら、もっと悪賢くならなければ駄目ですよ。 横溝正史『真珠郎』より引用
  • 長い灰色の髪も同じなら、服も、しなびた悪賢そうな顔も同じだった。 クーパー『(闇の戦い1)光の六つのしるし』より引用
  • この話題が少年の顔に浮かばせた悪賢がしこ傲慢ごうまんな影が気に入らなかったのだ。 クーパー『(闇の戦い3)灰色の王』より引用
  • 子供達は皆、雅彦の腕力や悪賢わるがしこさに恐れをなしていて、誰も文句を言わない。 海月ルイ『プルミン』より引用
  • だからあんたとあの悪賢い小娘の関係はだれにも知られていないと思っとるようだがそうはいかない。 横溝正史『死仮面』より引用
  • 彼はこれまで何人も悪賢い女を見てきている。 シムノン/長島良三訳『メグレと首なし死体』より引用
  • ひどく悪賢い奴を相手にしているんですからね。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・齊藤重信『シャーロック・ホームズ全集(上)』より引用
  • しかも悪賢わるがしこいといってもよいほど、怜悧であることがわかった。 菊池寛『船医の立場』より引用
  • だがこの悪賢い老副官がしみったれなほうだということを、彼は心得ていた。 フーリック/大室幹雄訳『中国鉄釘殺人事件』より引用
  • こういってから、さらに悪賢くも、アテネが先頭に立ち、向かっていかせた。 ホメロス/呉茂一訳『イリアス(下)』より引用
  • 自分でもないものの仕合せのためだというと、若い娘は泥棒ほどにも悪賢くなるんだなあ。 バルザック/小西茂也訳『ゴリオ爺さん』より引用
  • われわれは狐みたいに悪賢い敵を相手にしているのだよ、そのくらいの用心をしなかった筈がないんだ。 鮎川哲也『戌神はなにを見たか』より引用
  • 悪賢いハットが部屋代とまかない代として給料と同じ額を彼に請求したからだ。
  • 犯人が非常に悪賢わるがしこい奴で、念に念を入れて計画していることはわかっていても、その計画がいずれの方向を指しているのか、私にもまだ判断がついていないのだ。 横溝正史『蝶々殺人事件』より引用
  • 悪賢い子供たちは、なんのことだかわからないようなふうをして、勝手な呼び方をしてもかまうものかと言った。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • ある意味では日本人以上に悪賢いのである。 山田風太郎『死言状』より引用
  • これは恋に陥った御婦人のように悪賢い男だった。 バルザック/小西茂也訳『風流滑稽譚(第二輯)』より引用
  • けれども明治の昔にこの手を用いて、誰に疑われもしなかったという悪賢い悪漢がいたかも知れない。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
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悪賢い の使われ方