悩ましい

全て 形容詞
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  • あなたや隆吉のことで、それがなお変な風に私の心を悩ましてきました。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • かつてはわたしを悩ましたものも、みな甘美の姿となって現われたのだ。 ジッド/石川淳訳『背徳者』より引用
  • 啓造にしても、若い女性は悩ましい存在であることに変わりはなかった。 三浦綾子『氷点』より引用
  • 伯父は毎日悩ましげな顔をして私一人を相手に寂しい留守を守つて居た。 加能作次郎『世の中へ』より引用
  • 中の君はこの五月ごろから普通でない身体からだの悩ましさを覚えていた。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • なぜ父母がそんなに心を悩ましているか、私にははっきり分らなかった。 豊島与志雄『楠の話』より引用
  • かつて私は同じような試みに悩ましいいく日かを送ったことがある。 三木清『語られざる哲学』より引用
  • 此処で彼女は、愛と憎しみの混乱した悩ましい眼を上げて彼を見つめた。 宮本百合子『日記』より引用
  • おげんはそんな夫婦の間の不思議な結びつきを考えて悩ましく思った。 島崎藤村『ある女の生涯』より引用
  • しかし彼の心を悩ましたものはその美貌ではなく、何か他のことであった。 中山省三郎『カラマゾフの兄弟』より引用
  • 彼の表情があまりに悩ましげに見えたので、ジュヌヴィエーヴが叫んだ。 アレクサンドル・デュマ/鈴木豊訳『赤い館の騎士(下)』より引用
  • やつらの捕獲方法を考えはじめて以来、ぼくを悩ましている難問なんだ。 E・E・スミス/川口正吉訳『ヴァレロンのスカイラーク』より引用
  • ただ三千代の病気と、その原因とその結果が、ひどく代助の頭を悩ました。 夏目漱石『それから』より引用
  • このことがその後長く謎として金田一耕助を悩ましつづけたのである。 横溝正史『金田一耕助ファイル20 病院坂の首縊りの家 上』より引用
  • この間、栖方の家庭上にはこの若者を悩ましている一つの悲劇があった。 横光利一『微笑』より引用
  • その頬から頭への肉付を見ていると、何か悩ましいものに襲われた。 豊島与志雄『囚われ』より引用
  • こは実に中世哲学においても幾多の人の頭を悩ました問題であったのである。 西田幾多郎『善の研究』より引用
  • と、そばから悩ましげな目をして、口をはさんだのは金田一耕助である。 横溝正史『扉の影の女 v0.9』より引用
  • そう思うと、宗教上のさまざまな不安が、彼女の良心を悩ましはじめた。 モーパッサン/新庄嘉章訳『女の一生』より引用
  • その他にも何かリンネットを悩ましているものがありはしなかっただろうか。 クリスティ/西川清子訳『ナイルに死す』より引用
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悩ましい の使われ方