悦ばしい

全て 形容詞
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  • それがこの本の魅力の一つをなしていることは、友人として実に悦ばしい。 福永武彦『第五随筆集 書物の心』より引用
  • 最初の目的が達せられるかと思ふと心中窃に悦ばしさを禁じえなかつた。 長塚節『佐渡が島』より引用
  • そして彼が彼の友におさらばを告げて来たことを悦ばしく思った。 アンダスン/山屋三郎訳『ワインズバーグ・オハイオ』より引用
  • 私はこの福音を多くの人々に伝える悦ばしい任務を感じるのです。 柳宗悦『民芸とは何か』より引用
  • その上、それから二カ月後に村松剛からかかってきた電話が更に私を悦ばした。 遠藤周作『それ行け狐狸庵』より引用
  • なぜそれが、生きていることのよろこばしい確証ではないのだろうか。 福永武彦『草の花』より引用
  • それは目をよろこばし心を愉快にするところで、どうしても人間の世にある庭ではなかった。 田中貢太郎『西湖主』より引用
  • 私はただあなたと相見る悦ばしさに溺れさしていただきましょう。 倉田百三『青春の息の痕』より引用
  • 少年が悦ばしげに馬車へとびこむのを見ると、セエラもそこを去りました。 バーネット・フランシス・ホジソン・エリザ『小公女』より引用
  • 幸い書物展望社の好意により、再び纏めることの出来たのを悦ばしく思う。 横光利一『上海』より引用
  • 日記を書いて置こうと思い立ったのも、この悦ばしく明るい魂のせいかも知れぬ。 山田風太郎『戦中派虫けら日記』より引用
  • 僕達は手紙をやりとりすることによってどれほど悦ばしい一日一日を送っているでしょう。 島田清次郎『地上』より引用
  • しかし信じてくれたまえ、君が語ってくれたことは皆僕には悦ばしく望ましいことばかりだったことを。 ロラン・ロマン『ベートーヴェンの生涯』より引用
  • そして、それは先の思い出ほどに愉しく、悦ばしいものではなかった。 ヘッセ/芳賀檀訳『漂泊の人(クヌルプ)』より引用
  • 私は思考の悦ばしい小径に行き当たることを望んでいる。 ウルフ/西崎憲編訳『ヴァージニア・ウルフ短篇集』より引用
  • するとさつき凸凹な石疊が彼に與へたのと同じやうな悦ばしさが再び彼を襲ふ。 堀辰雄『続プルウスト雑記』より引用
  • 今日は趣向を変えて、志貴さんとわたしで翡翠ちゃんを悦ばしてあげませんか? 奈須きのこ『歌月十夜 08 タナトスの花』より引用
  • 実に悦ばしいことで、その労苦の並々でなかったことは察するにあまりある。 福永武彦『第五随筆集 書物の心』より引用
  • しかしそのうちにもなんとなく、無事な若者の顔を見るのが、よろこばしいような心もちもした。 芥川龍之介『杜子春・南京の基督』より引用
  • その高等官はさいわいにして全快したけれども私の方の心の礼と外の人の形の礼とをいずれがよろこばしく思ったかしらん。 村井弦斎『食道楽』より引用
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