悉く

全て 副詞
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  • しかし悉く現存の人であるから私の文章には引用するわけにはいかない。 松本清張『日本の黒い霧(上)』より引用
  • 動的表現はことごとく生命を持っているものでなければ出来ないのであります。 夢野久作『鼻の表現』より引用
  • とにかく私らは、初めての土地であるから見るもの悉く珍しいのである。 佐藤垢石『淡紫裳』より引用
  • 根を失って悉く死んでいると判断出来る自分の自由を信じたのである。 小林秀雄『考えるヒント 2』より引用
  • 従ってどんな悪霊でもことごとく神の子であり、神界の統治下にあるのである。 モーゼス・ウィリアム・ステイントン『霊訓』より引用
  • 之に反して日本主義的代議士候補者は一二の例外を除いて悉く失敗した。 戸坂潤『日本イデオロギー論』より引用
  • そこには一切の陰影となるべきものを悉く追ひ出してあるやうに見える。 島崎藤村『桃の雫』より引用
  • 国民の天皇はその経済また悉く国家の負担であることは自明の理である。 豊田穣『革命家・北一輝』より引用
  • 二人は、過去の苦い記憶を悉く忘れて、本当の姉妹のやうに愛し合つた。 菊池寛『真珠夫人』より引用
  • いやしくも芸術品である以上には、ことごとく皆美の価値によって批判される。 萩原朔太郎『詩の原理』より引用
  • もちろん私だって皮肉や洒落や諷刺を悉く否定しようというのではない。 三木清『語られざる哲学』より引用
  • ともかくも、かかるすべてのものはことごと下手げての味あるものばかりである。 小出楢重『めでたき風景』より引用
  • これことごとく神道が祭天の古俗から来ていることが分らぬ無知のゆえである。 松本清張『小説東京帝国大学(下)』より引用
  • 実際、ここの土に活動しているものは、ことごとくが若い者に限られていた。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • 軍諜報部の代表を先鋒に、軍関係の四局は悉く結束して追放に反対した。 松本清張『日本の黒い霧(下)』より引用
  • 極端な云い方をすると、彼らの体中が悉く舌にならなければならなかった。 谷崎潤一郎/種村季弘編『美食倶楽部 谷崎潤一郎大正作品集』より引用
  • 藤原時代の歴史たるや悉く貴族の歴史であって民衆の歴史ではなかったからだと。 国枝史郎『大鵬のゆくえ』より引用
  • 見れば路に沿うた家の壁には悉くこれが掛け乾されてゐるのであつた。 若山牧水『みなかみ紀行』より引用
  • 屋敷の内から出た者が悉く係り合いがあると見られるなら、迷惑な話だ。 松本清張『かげろう絵図(上)』より引用
  • 私は少しでも彼女の味方になつている論評は今でも悉く暗記している。 浜尾四郎『殺人鬼』より引用
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