怪訝そうに眺め

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  • そのかたわらで、写真屋が千枝の衣装を着け終るのを怪訝けげんそうに眺めていた。 平岩弓枝『旅路(下)』より引用
  • 立ちどまって、あわれな老人を怪訝けげんそうに眺めている者もいた。 ドストエフスキー/北垣信行訳『貧しき人びと』より引用
  • 一人の若い将校が、ふいにこちらをむいて、手術着を着たまま自分たちの背後にたっている勝呂を怪訝けげんそうに眺めた。 遠藤周作『海と毒薬』より引用
  • 独りで、そんな農夫の立去るのを窓のこちらから、綾姫は怪訝けげんそうに眺めた。 五味康祐『十二人の剣豪』より引用
  • 一ブロック先からたつ子の上司が、ようやく姿を現し、二人を怪訝けげんそうに眺めた。 柴門ふみ『恋愛物語』より引用
  • この間、ポルトスは怪訝けげんそうに眺めていたが、どうやら秘密の糸口が見つかったと思った。 アレクサンドル・デュマ/石川登志夫訳『鉄仮面(下)』より引用
  • 女たちは、起き上がった元司を怪訝けげんそうに眺めて黙りこんだが、前を通りすぎたところで、一人が元司に手を振った。 藤沢周平『回天の門』より引用
  • 奥ノ院の霊廟の前で、私達が見物するだけで参詣しないのを少年は怪訝そうに眺めたが、戻りの参道でもいっそう熱っぽく院家さんを賞讃しつづけた。 森禮子『モッキングバードのいる町』より引用
  • ともかく武器の準備が出来上がり、私も風呂敷に包んできた日本刀を取り出して鞘は払わずに手に下げて歩きだしたら、向こうからどこかで見覚えのあるかなり年配の男がやってきて私たちを怪訝そうに眺めながら歩みさった。 石原慎太郎『遭難者』より引用
  • 英子は怪訝けげんそうに眺め直した。 石原慎太郎『化石の森』より引用
  • けれども、マンホールにもぐりこんでいる晧洙を、通行人はただ怪訝そうに眺めて通り過ぎていった。 李成『砧をうつ女』より引用
  • 春吉はギラギラする小粒を、しばらくは怪訝けげんそうに眺めて居りましたが、それでも小判の仲間と思ったか、スタスタと金目垣に引返すと、元の穴をくぐって、自分の家の方へ行きます。 野村胡堂『銭形平次捕物控 02』より引用