怨霊
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その光の催す歌会に集まるのはすべて道真の恨みを買っている者ばかりだ。怨霊が本当にこの都に出現しているのなら、その席を狙う可能性が強い。忠行も得心して引き受けたのだが、左大臣の許しを得ぬうちはこうしてこっそりと様子を窺うしかなかった。
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隼斗は大頭の前でありのままを伝えねばならない義務を負っていた。そうせねば怨霊は再び怨霊師の命を奪うことになるかもしれないからだ。
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たまたまその場に居合わせた者の言によれば牛車の真上に真っ黒な雲が認められたらしい。怨霊の仕業ではないかという噂が翌日のうちには内裏中に広まっていた。「聞いた通りのことである」 左大臣藤原時平は急遽開かれた朝議の席で、式部権大輔を勤める三善清行に質した。
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つまり怨霊にいつも歳三を人質に取られているようなものでございます。それを思うと親として我慢なりませんし、心配でなりません。
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この半年というもの、二十四時間という怨霊が、ねてもさめても私の肩にガッシリとしがみついていた。この怨霊から解放された数日間の空白状態というものは、奇妙なものだ。時を同うして一万何千名の御歴々がパージから解放され、解放旋風というものが吹きまくっていたようだ。
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五歳の童が哀れなことよ。もっともそれを哀れと感じぬのが、怨霊の怨たるところかもしれぬがな。
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全身の骨が折れ、内臓もグシャグシャになっている。それがあの触手のせいだと知っているのは、怨霊と戦った三人だけである。ヨドガワカメラ前の大きな亀裂は、水道局の手抜き工事が原因として処理され、二、三日マスコミが騒いだが、すぐに忘れ去られてしまった。
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怨霊騒ぎはよい薬となろう。今の内裏の様子を見ては道真どのの怨霊が出現しても不思議ではない。
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また『宝物集』では延長8年の清涼殿への落雷も菅原道真ではなく彼の仕業であるとされている。しかし、その経歴や怨霊になった恨みの理由などは全く伝わっていない。藤原実資の『小右記』によれば、三条天皇の眼病の原因は藤原元方と内供奉を務め後に天台座主になれずに憤死した賀静の怨霊であることが記載されている。
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消された部分は『日本紀略』に採録されている。この背景には早良親王が怨霊になったとする説と関係があると言われている。また、藤原広嗣の乱における謀反人・藤原広嗣に対する好意的な記事や宇佐八幡宮神託事件及び道鏡に関する記述に政治的意図が含まれているという説もある。
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エイリアン・パワーか?じゃあ、飼い主の方が地球の怨霊と同じ生理を持つのはどういうわけだ?次にあの怪猫自体、猫の常識から完全にはずれてる。
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そのため彼らは必ず先に結界を張るのである。そうすれば怨霊はそこから外に逃げることができなくなるからだ。この夜も既に北麿によって結界が屋敷に張りめぐらされていた。
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さらに2年後、三条天皇の中宮だった皇太后・妍子も崩御した。これらの道長の娘の続けての死は顕光と延子の怨霊の祟りと恐れられた。それにより、顕光は悪霊左府と呼ばれるようになった。
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それにしても余り無躾な質問ではないか。彼はこれまで一度も辻堂の怨霊について人に話したことはなかった。恥しくってそんな馬鹿馬鹿しいことが云えなかったのだ。
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しかし、あの怨霊は十日ほど前に、群馬のほうで封印されたはずですよ。
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底なしの闇の中に落ちていく感覚。地獄から這い出てきた無数の怨霊に足を引っ張られているような恐怖。新大橋通りまでの数メートルが、おれには無限の距離に思えた。
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隼斗は何度も咳き込んだ。結界の中では、涼がこの大嵐と怨霊相手にただ一人で戦っているのである。
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