怨めしい

全て 形容詞
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  • 右大臣は末女すえむすめの六の君に何の関心もお持ちにならぬ宮を少しうらめしがっていた。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • その凄惨せいさんな死にざまは、末期まつご恐怖きょうふと怨めしさを遺憾いかんなく表現していた。 横溝正史『死仮面』より引用
  • ただ怨めしそうな眼付きをして主人の顔を見るばかりである。 国枝史郎『大鵬のゆくえ』より引用
  • それにしても、少女はなぜここまで怨めしげな目でにらみつけてくるのか。 吉村達也『ついてくる』より引用
  • 彼は奥さんが汚されたやうな気がし、それが怨めしかつたのである。 神西清『少年』より引用
  • こんなことくとデビスひめ女房にようばうつたがうらめしうなつてた。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 63 20080623』より引用
  • こんな時に若先生がいて下さったら、と長助は怨めしそうな顔でいう。 平岩弓枝『御宿かわせみ 20 お吉の茶碗』より引用
  • 納得して金に換えた娘でも、親から見れば買い手が怨めしくなります。 野村胡堂『銭形平次捕物控 14』より引用
  • 一般客は、怨めしそうな顔をして、ただ列をつくって立っている。 高見順『敗戦日記』より引用
  • 怨めしさうに見あげた少年の視線は、母のきびしい眼ざしとぶつかつた。 神西清『少年』より引用
  • 己は健康を回復したのがむしうらめしいような気がしたものだ。 福永武彦『忘却の河』より引用
  • おおいくすぐって笑うと、妙子は怨めしそうな目で、可愛らしく見たばかり。 泉鏡花『婦系図』より引用
  • 質もひどいが、量も足りない、昼間食べきれなかった食物がうらめしい。 森村誠一『ミッドウェイ』より引用
  • 夫のことは忘れようと思い、それでも、おふくはいささかうらめしかった。 平岩弓枝『火宅の女-春日局』より引用
  • 体を斜めに、両手をついて、ヴァレリアはうらめしげに山本を見あげた。 半村良『亜空間要塞』より引用
  • 男の目はうらめしげに半開きになっており、すでにかなり濁っていた。 吉村達也『トンネル』より引用
  • そしてどこまでも私の理想を妨げる病気が怨めしい心地も起こります。 倉田百三『青春の息の痕』より引用
  • ものの数ではないと軽く言い捨てた兄の言葉が思い出され、うらめしい気がする。 平岩弓枝『江戸の娘』より引用
  • わたしはちよつぴり怨めしく思ひながら、しかし、彼の親切に感謝した。 丸谷才一『食通知つたかぶり』より引用
  • わたしは冬に向ってのボカアジュの手配を聞いて、非常に怨めしく思ったのだ。 ジッド/石川淳訳『背徳者』より引用
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