性を具える

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  • それによって人間は、全く開かれた可能性を具えて、精神的に真の人間となった。
  • 通常は3つの方向性を具える空間で表現され、色空間を構成する。
  • 塗料分野では高い隠蔽性を具えた製品が使用されていて、耐候性はかなり優れている。
  • 三酸化二鉄は高彩度ではないものの安価にして比類ない耐光性を具えた色料である。
  • 一方では欲求は相対的な自己目的性を具えている。 八木誠一『キリストとイエス―聖書をどう読むか』より引用
  • 生んだのは作者であるが、生まれた作品は、既に社会性を具えた客体として在るものである。 竹内好『近代の超克』より引用
  • それがどういう感情であるかと問われると私にも分らないが、しかし例えばある神性と同時にある狂暴性を具えた半神半獣的のビーイングの歓喜の表現だと思って見ると、そう思えない事はない。 寺田寅彦『雑記(Ⅰ)』より引用
  • 進化の促進されるかされないかは要するに生物の全体社会における、その生物の社会的な場によってきまるものであって、生物はどこまでも創造性を具えたものでなければならないと考えるのである。 今西錦司『生物の世界』より引用
  • しかるに個性は一般法則の例に過ぎぬようなものでなく、それぞれ他に換えることのできぬ独自性を具えている。 三木清『哲学入門』より引用
  • それが結局オーストラリアの有袋類共同体という特異なものになったけれども、そしてそれを他の世界における哺乳類共同体と比較すれば、どこか田舎臭い見劣りのするものではあっても、それはそれ自身としての一つの完結性を具えたものであった。 今西錦司『生物の世界』より引用
  • いったい、どこの国のものでもない国際列車という抽象性を具えた列車が、どこの国でもない場所を走るという世にも稀な真空のような状態は、恐らく地球上ではこの五里の間以外にはないかもしれない、それは暗示と啓示に満ちた闇の中の一時間の筈だった。 横光利一『旅愁』より引用
  • 科学的な合理性を具えるものではないが、しばしば何らかの助言を求めたいと考えている迷える人々に示唆を与えたり、あるいは何らかの着想の元になったりもしている。
  • むし廬山ろざん峯々みねみねのように、種々の立ち場から鑑賞され得る多面性を具えているのであろう。 芥川竜之介『侏儒の言葉』より引用
  • 唯名上の学問性を具えている廉を以て、学問らしい威容を有ちながら俗流と一致すべく通用する処の、没批判的理論を吾々は常に眼にしないであろうか。 戸坂潤『科学方法論』より引用
  • どれほど彼が不滅性をそなえているというのか? ソロー/神原栄一訳『森の生活』より引用
  • ですから当然、その素粒子によってつくられたもっと大きな物質も、ごく眼立たぬほどながらも不確定性を具えている訳なんですよ。 竹本健治『匣の中の失楽』より引用
  • キナクリドン類は鮮やかな色と耐候性を具えた性能の良い合成顔料であり、自動車の塗装などの工業用途に使われている。
  • 基本的には複数の画像データをスライドショーの形で一定時間ごとに切り替えることが可能であることから、従来のフォトフレームにはない利便性を具える。
  • 人間オオカミはすべて邪悪な性質の持ち主で、残忍な食欲を満足させるために、けだものの姿をしているが、魔法によって姿形すがたかたちを変えられて、人肉に対しての後天的な好みとふさわしい人間性をそなえているものもある。 ビアス/奥田俊介・倉本護・猪狩博訳『悪魔の辞典』より引用
  • この様に考えて来ると、信頼出来る様に見えた古人の気魄きはく再現の努力も、一般の歌人には、不易性をそなえぬ流行として過ぎ去りそうである。 折口信夫『歌の円寂する時』より引用