急症
2 の例文
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病症はあるものには緩慢にきたり、はじめ疼痛と嘔吐をもよおし、やがて全身に痘瘡発疹し、七日をいでずして激烈なる痙攣をおこし、ついに死にいたり申し候。また急症なるは、外見にはなんの兆候らしきものも見えず、たちまちに襲われてたちまちに路上にたおれ、そのままこと切れるものもこれあり候。
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先箱根にて御書付と髪の結ぶり違候とて引付られ、半日余もかかり候由。又被指添候足軽池鯉鮒之駅にて吐血急症、近隣近郷之医を招候由。しかし箱根もすみ、池鯉鮒も翌日発足いたす位になりし由、不幸中之幸なるべし。
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