思わしい

全て 形容詞
112 の用例 (0.01 秒)
  • あとになると、次第にもの思わしげになり、顔色も悪く、やつれてきた。 松本清張『黒の様式』より引用
  • だがまあ何とでも思わしときましょう、一つ掛け合って見るとしよう。 チェーホフ・アントン『決闘』より引用
  • 手には年代ものと思わしきワインを持っていて、大事そうに胸に抱えている。 奈須きのこ『歌月十夜 45 Rhapsody』より引用
  • 歎息たんそくをしたあとで、大臣はじっと空間をながめて物思わしいふうをしていた。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 海員病院の医者どもがよ、どうも思わしくねえ状態だって言いやがったよ。 チャペック/樹下節訳『山椒魚戦争』より引用
  • この頃から以後は全く実験助手なしであったから仕事は思わしく進まなかった。 寺田寅彦『レーリー卿(Lord Rayleigh)』より引用
  • チャオ・タイが帰ってくると、判事は足を止め、もの思わしげに言った。 フーリック/大室幹雄訳『中国迷路殺人事件』より引用
  • 眼をつぶりながら、それと思わしい方に顔を向けて清逸はいってみた。 有島武郎『星座』より引用
  • あとに残った妙子は、しばらくもの思わしげな顔をしてじっと考えこんでいる。 横溝正史『幽霊鉄仮面』より引用
  • 本作にも日本人と思わしき優秀な訓練兵が登場している。
  • 玄児は慌てて私を助け起こそうとしたのだが、私の反応は思わしいものではなかった。 綾辻行人『暗黒館の殺人(上)改訂06 02 08』より引用
  • 察するところ、何度彼女に連絡しても、思わしい結果にならないようだった。 松本清張『迷走地図(下)』より引用
  • 判事は袖の中で腕をこまねいて、遠い岸辺の町をもの思わしげに眺めていた。 フーリック/大室幹雄訳『中国湖水殺人事件』より引用
  • また、古代から島はミノア文明と思わしきクレタ島勢力に支配されていた。
  • 「われらが父のもとへ帰ろうとて」と、もの思わしげな声で返答した。 芥川龍之介『舞踏会・蜜柑』より引用
  • 五十円や六十円の家賃で、そう思わしい借家のないこともわかった。 島崎藤村『嵐』より引用
  • 年明けには大きな外科手術が行われたが、結果は思わしいものではなかった。 綾辻行人『暗黒館の殺人(上)改訂06 02 08』より引用
  • 娘や妹も、それと思わしき若い女の名まえは見当たらないのです。 佐々木味津三『右門捕物帖』より引用
  • 彼は何かもの思わしげな、しかし満足そうなようすで、しばらくのあいだ沈黙していた。 ユゴー/辻昶・松下和則訳『ノートルダム・ド・パリ(下)』より引用
  • さてその翌日のことである、一人の女が物思わしそうに、京都の町を彷徨さまよっていた。 国枝史郎『南蛮秘話森右近丸』より引用
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思わしい の使われ方