思へらく

全て 副詞
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  • 将軍思へらく、氈一枚を敷くばかりの地何ほどのことかあらむとてゆるせり。 蒲原有明『『聊斎志異』より』より引用
  • 予は客冬「舞姫」と云へる表題を新聞の広告に見て思へらく、是れ引手数多ひくてあまたの女俳優ならんと。 石橋忍月『舞姫』より引用
  • 今年こんねんの盛夏、鎌倉に遊びて居ることわづかに二日、思へらく此秋こそはこゝに来りて、よろづの秋の悲しきを味ひ得んと。 北村透谷『秋窓雑記』より引用
  • あれほどの儉約家がと部下ひとしく眼を見はつたが、かれ、思へらく、おれは日本を代表する將軍である、おれの一擧手一投足に依り、外國人、かならず、日本の評價をこそするにちがひない、と。 太宰治『人物に就いて』より引用
  • 余之を見て思へらく眼を悦ばす美麗なる色素や嗅覚を楽ましむる馥郁たる香料は化学工業によりて数多く製造されつゝあれども味覚に訴ふる製品はサッカリンの如き恠し気なる甘味料を除きては殆んど稀なり、昆布の主要呈味成分の研究は或は此の欠点を補ふ一助たるべきなりと。 池田菊苗『「味の素」発明の動機』より引用
  • されど思へらく、我若しこの苦を忍ばずば衆生をして煩惱の河を渡らしむること能はざらむと。 阿部次郎『三太郎の日記 第三』より引用
  • 入聟、胸中に思へらく。 西沢爽『雑学艶学』より引用