思いがける

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  • 僕の過去にそんな恐ろしい事実があろうとは全く思いがけませんでした。 浜尾四郎『殺人鬼』より引用
  • 生涯の思いがけぬできごとから、わたしはしばしばこういう利益を得た。 ホーソン/刈田元司訳『スカーレット・レター(緋文字)』より引用
  • けれどもその二三日前にわたしは思いがけなくある日本の本を読んだ。 魯迅『村芝居』より引用
  • 思いがけず近くまで敵が迫っていたことに気づいて、景行はぞっとした。 三雲岳斗『カーマロカ 将門異聞』より引用
  • 彼女は輿のすだれ越しに、思いがけぬ人の影を見て愕然としたのである。 山田風太郎『忍法帖3 伊賀忍法帖』より引用
  • やがてふたたび落ちてきたき声は、思いがけぬほど遠くに去っていた。 大岡信『名句歌ごよみ[春]』より引用
  • このポイントを軽んじたりすると、思いがけず不幸なメにあったりする。 原田宗典『東京困惑日記』より引用
  • 或いは雪の朝に思いがけぬ社のおくの上などにこれを見ることもあった。 柳田国男『山の人生』より引用
  • 植民地には思いがけず弟のバルトロメーが三隻の船を以て来援していた。 和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (前編)』より引用
  • それが牢の前の岩についたとたん、思いがけぬ光景が現出したのである。 山田風太郎『外道忍法帖』より引用
  • この時も例によって思いがけぬところに思いがけぬ証人が現われて来た。 久生十蘭『魔都』より引用
  • 気分が変わって、思いがけず戻ってくることも計算に入れておくべきです。 ルブラン/山辺雅彦訳『水晶の栓』より引用
  • いずれこれから先に、思いがけぬ奇妙な感情に読者は出くわすであろう。 ルソー/桑原武夫訳『告白(上)』より引用
  • 私が受話器を耳に当てると、思いがけず娘の嗚咽する声が伝わって来た。 外村繁『澪標』より引用
  • そういう思いがけぬ提案、虚々実々の駈けひきが会議の前半を支配した。 保阪正康『東條英機と天皇の時代(上) 軍内抗争から開戦前夜まで』より引用
  • ほんの数日で帰ると約束したのが、思いがけず長い旅になってしまったのだ。 山本弘『サーラの冒険 4 愛を信じたい !』より引用
  • 思いがけずかけられた声に、三人は話をするのをやめて顔を上げた。 高殿円『銃姫 01 Gun Princess The Majesty』より引用
  • 思いがけず死体運搬人の役を振りあてられて、彼は興奮しているのだ。 山本道子『ベティさんの庭』より引用
  • 彼の発見が彼自身にとって思いがけず新しいものだったからだ、と確認する。 養老孟司『ヒトの見方』より引用
  • 思いがけずに高調子だったが、こぶしがきいていてなかなかうまかった。 椎名誠『新橋烏森口青春篇』より引用